岡山県岡山市にある日本三名園の一つ「岡山後楽園」へ行ってきました
岡山後楽園
〒703-8257
岡山県岡山市北区後楽園1−5
岡山後楽園は、石川県金沢市の「兼六園」、茨城県水戸市の「偕楽園」と共に、優れた景勝を持つ三つの日本庭園「日本三名園」の一つとして数えられる庭園です。
備前岡山藩の二代目藩主であった池田綱政(いけだ つなまさ)によってこの後楽園は造られました。(この池田綱政公ですが、当時の冷害に備えて新田開発を工夫して財政を安定させるなど、手腕もあったようです。)
後楽園自体は「藩主のやすらぎの場」として造られたそうですが、「有事の際は城の女子供をここへ避難させるように」と指示されていたなんていう話もあり、この庭園がただの道楽ではなく、別の役割も持っていたようです。
岡山駅からはバスかタクシーで行くのが最良
後楽園までのアクセスですが、バスかタクシーで行くのがオススメです。
バスは岡山駅から出ていて正門まで運んでくれるし、岡山駅からタクシーで行ってもせいぜいワンメーターちょっと(私の時は朝で道が空いている状況で 880 円。数分で到着しました)です。
ちなみに私は朝早かったのもあって行きは徒歩だったのですが、時間がとてもかかった上に後楽園に到着するまででかなり疲れたので徒歩はオススメしません。
車で 6 分なら、徒歩は 45 分ですね。
バスの運行情報はここから得られますよ
裏手からまわるといいこともあります
徒歩で後楽園まで行ったの本当に疲れたのですが、良いこともあります。
後楽園の裏側から正門へ回り込む経路を進むと、旭川の雄大な景色に出会えます。
そしてこのルートの場合は、鶴見橋を渡って正門へ回り込みます。
経路的には以下になります。
後楽園に入るには
正門脇に受付があるので、そこで入園料を支払って中に入ります。
入園料
- 大人15歳~64歳(中・高校生を除く)
- 410 円
- 高校生以下
- 無料
- シニア65歳~
- 140 円
※ 他、団体料金あり。岡山城・夢二郷土美術館との共通券料金あり。
庭園の様子
とにかく広かったです。この日は平日の朝に訪問したこともありほとんど人もおらず、静まり返った広大な庭園の雰囲気がなんとも神秘的でした。
延養亭は、 藩主が後楽園を訪れた時の居間として使われたところで、鶴鳴館(かくめいかん)は来客をもてなしたり祭事であったり、多目的に使われたところだそうです。
この池がめちゃめちゃ広かった。中島っていうのかな?池の中にある小さな島が結構趣ありました。
唯心山には、岩と草木(おそらくツツジ?)のバランスが結構絶妙で、眺めてて不自然さを感じない配置だったり、でもこの配置にも意味があるんだろうなあなんて、素人だけどなんか眺めててぼーっと感じていました。
中の島には家屋があったり橋がかかっていたりして、昔から庭園全体の風景って変わっていないらしいですが、当時から完成されていたんだなあなんて思いながら、水と草木と人工物のコントラストを楽しみました。
井田(せいでん)
昔は園内に広く田畑が作られていましたが、今は井田だけがそのなごりを伝えています。 井田とは中国周時代の田租(でんそ)法で、幕末に田畑の一部を井田の形に作りました。
毎年初夏には、お田植え祭りを行い、もち米を育てています。
庭園に畑ってめずらしいなあって思いました。当時からあったらしいです。
福田茶屋(ふくだぢゃや)
朝早くて開いてなかったけど、庭を眺めながらゆっくりお茶飲みたかったな
五十三次腰掛茶屋
立派な茅葺屋根の休憩所がありました。
東海道五十三次の絵が飾られていることから、「五十三次腰掛茶屋」と呼ばれているんだそう。
佇まいから感じる空気の静寂
庭園てそれが存在する理由の通り、眺めていて美しさを感じたり、どこか落ち着けたりっていう、風景から何かを受け取るための場所なんだなって思いました。
だから細かいうんちくは不要だし、ただ歩き、眺める角度を変え、そこからまた変化する庭の表情を受け取って何かを感じる。
朝早く来たのは正解でした。
きっと季節によって花が開いたりすると思うので、そこでまた新しい表情に出会えますよね。
次回岡山に来た時も寄らせていただこうと思います。
素敵な癒やされ時間をありがとうございました。