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【京都市宇治市】日本三古橋「宇治橋」の美しき外観〜デザインと調和から感じる古都の風景〜

宇治橋

日本三古橋である宇治橋に行ってきました。

宇治橋とは

宇治橋

宇治橋は、奈良時代に最初に架けられたと言われている橋で、京都府宇治市の宇治川に架かっている橋です。

現在の宇治橋は 1996 年に新たに掛け替えられたもののため当時の橋ではありませんが、伝承として奈良時代に架けられたことが記されており、日本三古橋に数えられています。

日本三古橋
  • 宇治橋(京都府宇治市)
  • 瀬田唐橋(滋賀県大津市)
  • 山崎橋(京都府八幡市-大山崎町)※江戸時代以前に既に無くなった

宇治橋はあの有名な「日本書紀」にも登場しているみたいです😲

ja.wikipedia.org

アクセス

宇治橋は、JR 宇治駅から徒歩 6 分、京阪宇治駅から徒歩 3 分のところにあります。

橋の上から

宇治橋は車両も人も通れるようになっていますが、歩道も広めに取られており、車道との仕切りもきちんと作られています。

歩道が広めに取られている

宇治橋周辺は観光地だから広めになっているのだと思いますが、立ち止まってゆっくり眺めたり、写真を撮ったりできるのでありがたいですね。

しっかりとした柱や、木の落ち着いた風合いが素敵です。

飾り金具

宇治橋の飾り金具。かっこいいですね。

宇治橋の飾り金具

擬宝珠

宇治橋の擬宝珠(ぎぼし)。親柱はすっぽい覆っていないタイプでした。

宇治橋の擬宝珠

案内板が、、

名所に来ると、案内板を読んで歴史や成り立ちを感じるのが好きなのですが、宇治橋の案内板は残念ながら雨風で文字が消えてしまっていました😢

宇治橋の案内板

宇治橋

千三百年以上もむかし、大化二年(六四六)に初めて架けられたと伝えられる、わが国最古級の橋です。 その長い歴史のなかで、洪水や地震などの被害はもちろん、戦乱に巻き込まれたことも数えきれません。しかし、橋はそのつど架けなおされてきました。ここ宇治が、交通上重要な場所であり続けたことのあらわれでしょう。

またこの橋は、古今和歌集や源氏物語をはじめとする文学作品、絵画や工芸品といった美術作品に描かれるなど、古くから景勝の地・宇治の象徴として親しまれてきました。

現在の橋は、長さ一三五・四m、幅二五m平成八年三月に架け替えられたもので、木製の高欄に擬宝珠があしらわれるなど、この橋の豊かな歴史と文化にふさわしいデザインがほどこされました。これからも、宇治の名所のひとつとして優雅な姿を川面にうつしていくことでしょう。

三の間(さんのま)

宇治橋には、「三の間(さんのま)」と呼ばれるちょっとした出っ張りが橋の真ん中にあります。

三の間(さんのま)

ここではその昔、豊臣秀吉が茶の湯の水を汲ませた場所と伝えられていて、毎年十月に行われる宇治茶まつりでは「名水汲み上げの儀」として今もここから水が汲まれています。

橋の下に降りてみよう

橋の西側から河原へ降りることができました。

階段があって河原へ降りられるようになっている

河原自体は狭いですが、宇治橋を下から眺められます。

宇治川 河原の様子

宇治橋、外観の雰囲気とても素敵ですね。(晴れてたらもっと良く映るんだろうな)

外観のデザイン美を楽しめるのも橋の良いところ

この日は雨が降っていたので若干水量は多かったかもしれませんが、宇治川、力強い流れです。

宇治川は水量多め

木除杭

木除杭(きよけぐい)

宇治橋の脇に立っている 8 本の柱は木除杭(きよけぐい)といって、宇治川が増水したりした時に上流から木やら何やらが流れてきて橋脚にぶつかることを防ぐ役割をしています。つまり、橋を守っているわけですね。

宇治橋の裏へ

橋の下に潜れそうなので行ってみます。

宇治橋の下へ

宇治橋の裏側

強固な橋脚ですね。多くの配管があることから、生活を支える橋でもあることがわかります。

宇治橋を支える橋脚

この丈夫な橋脚が宇治川からの力強い流れの中、多くの人々の移動を支えているのですね。

落橋防止装置

落橋防止装置もがっちり設置されていました。

落橋防止装置(床板部分の鉄骨と地上をチェーンでつないでいる部分)

道は続く?

私は行かなかったのですが、宇治橋をくぐって北西方向へまだ道が続いていました。ある程度までは道が続いているのかな?

宇治橋をくぐって北西方向へ続く道

川と橋、そして周囲の山々が織りなす宇治の風光

「日本三古橋」で有名な宇治橋ですが、外観のデザインの美しさ、周囲の景観に溶け込む雰囲気も相まって、眺めていてとても素敵な橋でした。

宇治に来た際は、少しだけ時間をとって、是非宇治橋を眺めてみてください。

古都の雰囲気を感じられると思います。

宇治橋