- 小江戸川越、蔵のまち。
- 川越はなぜ小江戸と呼ばれるのか
- 一番街商店街:小江戸川越のメインストリート
- かねつき通り
- 菓子屋横丁
- 稲荷小路
- 本物の江戸情緒は、もう川越でしか味わえない。本当に貴重な歴史遺産。
小江戸川越、蔵のまち。
江戸時代にタイムスリップしたような体験を求めて、多くの人々が訪れる街があります。それが、埼玉県の川越市。「小江戸」の愛称で親しまれるこの街は、東京から電車でわずか30分という近さながら、まるで異世界のような江戸の風情を今に伝えています。
本記事では、そんな小江戸川越の蔵のまちを堪能できる人気のスポットをご紹介します。
川越はなぜ小江戸と呼ばれるのか
はじめに、「川越はなぜ小江戸と呼ばれるのか」について知っておきましょう。
実は、川越が小江戸と呼ばれるのは最近の話ではありません。
川越は、江戸時代から「世に小京都は数あれど、小江戸は川越ばかりなり」と謳われ、名実ともに小江戸としての歴史を刻んでいます。
商人の街であったこと。江戸と同じく水運が発達し、物流の拠点となっていたこと。そして、江戸幕府の重臣や親藩が藩主を務めた川越藩の城下町であり幕府から重視されてきたこと。
このことから、川越は、江戸時代当初から小江戸と呼ばれていました。
その町並みが、幸いにも大規模な災害を免れたことで、江戸時代の風景を今に伝える貴重な街となりました。現代の都市化の波の中で、このような歴史的な景観が残されていることは、本当に奇跡です。
そんな町並みを、レンタル着物で散策してみたり、食べ歩きも楽しめるのが小江戸川越です。
小江戸と一口に言っても、そこそこ広く、見どころは満載ですが、今最も話題の蔵のまちエリアを中心に紹介していきますので、是非散策の参考にしてくださいね。
一番街商店街:小江戸川越のメインストリート
一番街商店街は、小江戸川越のメインストリートです。南北約 400m に渡って蔵造りの町並みが立ち並んでおり、最も賑わう通りとなっています。
一番街商店街には、蔵造りの建物を利用した商店が所狭しと並んでおり、町並みを楽しみながらショッピングも楽しめます。お店も老舗からトレンド店までたくさんあるので、散策しているだけでも楽しいですよ。
その中でも是非行ってみてほしいのが、川越プリンさん。
ここのプリンは本当に美味しいのでおすすめ。小江戸に来たなら、食べ歩き!ちなみに川越の名物は「さつまいも」です。
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かねつき通り
かねつき通りは、一番街商店街の中心から延びる通りです。小江戸川越のシンボル「時の鐘」はこの通りにあります。
時の鐘
時の鐘は、約 400 年前の1620年代に建てられた歴史ある建造物です。江戸時代の初期から、地元の人々の生活に寄り添い、大切な「時」を告げ続けてきました。
現在目にすることができる鐘楼は、1894 年に再建されたものです。3 階建てで高さは約 16 メートル。川越の街並みを優雅に見守る、美しい姿が特徴です。
この鐘は1996年に「残したい日本の音風景100選」に選ばれています。つまり、見て楽しむだけでなく、聴いて楽しむ観光スポットでもあります。1 日に 4 回、6:00, 12:00, 15:00, 18:00 に鐘が鳴りますので、時間を合わせて、是非耳を傾けてみてくださいね。
世界一番有名な日本のスタバは川越にあった!
かねつき通りにはスターバックスコーヒーがあります。小江戸川越の風景に溶け込む店舗デザインが話題を呼び、人気の観光スポットの一つとなっています。まさに、「もしも江戸時代にスタバがあったらこんな感じなんだろうな」っていうデザイン。
実はこのスタバ、2020年に、「訪れるべき世界中のスタバ 20 選」に選出されてるんです。
20 Starbucks stores to visit in 2020 - Starbucks Stories
店舗の奥には日本庭園もあり、江戸情緒、日本の和の心を体現しています。私も日本各地に旅行に行ってはスタバに行きますが、ここが日本一美しいスタバだなって思います。
最も小江戸を感じる通り
かねつき通りは車の往来が無いので、最も江戸を感じられる通りです。
小江戸川越観光するなら、かねつき通りはマストの観光スポットです。
菓子屋横丁
菓子屋横丁は、一番街商店街の西側にある、昔ながらのお菓子屋さんが集まる通りです。約 100m の通りに、駄菓子からスイーツ、お土産店まで、様々な店舗が営業しています。
昭和初期の雰囲気を今に伝えるこの横丁は、かつては70軒以上もの菓子屋が軒を連ねていました。関東大震災後、東京に代わって駄菓子の供給地となりました。現在は約20軒に減少したものの、その魅力は健在。ハッカ飴、金太郎飴をはじめ、懐かしくも新しい駄菓子が並び、訪れる人の目と舌を楽しませています。
横丁を歩けば、甘い香りに包まれ、まるで昔話の中に迷い込んだような気分になります。この独特の雰囲気が認められ、2001年には環境省の「かおり風景100選」にも選ばれました。
菓子屋横丁は非常に活気のある通りです。大人も子供も童心に帰れる不思議な空間。お菓子目当てに、スイーツ目当てにと、食べ歩きも楽しめるのでおすすめです。
稲荷小路
稲荷小路は、一番街商店街から延びる細い路地です。ここには、知る人ぞ知るパワースポット「しあわせ稲荷」があります。
しあわせ稲荷
しあわせ稲荷は、「幸すし稲荷」と呼ばれる、幸運を運ぶ稲荷神社です。
稲荷小路には「幸すし」というお寿司屋さんがあります。1878年の創業当時からあるこの「幸すし稲荷」にお参りした人から幸せ事が続出したため、いつの頃からか「幸せ稲荷」と呼ばれるようになりました。
幸せ稲荷のピンクの雌ギツネは緑結び。恋要、結婚、子宝に恵まれます。黄色の雄ギツネは、金道、仕事運に恵まれ、人生を成功に導くと言われています。
特に地元では、恋愛のパワースポットとして有名なので、女子は必見ですよ。
本物の江戸情緒は、もう川越でしか味わえない。本当に貴重な歴史遺産。
小江戸川越、蔵のまち。メインストリートである一番街商店街を中心に、特に有名で人気の通りを紹介してきました。
でも、これでもまだまだほんの一部です。小さな小道も含めればたくさんの通りが延びており、どこを歩いても江戸情緒や日本の和を感じられる風景にたくさん出会えます。
賑やかなメインストリートから一つ路地に入るのも川越観光を楽しむコツです。とたんに静かな雰囲気になるので、休憩がてら、カフェに入ってゆっくり過ごすのもおすすめですよ。
小江戸川越、蔵のまち。
昔から残る風景だからこそ感じられる情緒を、あなたの五感で感じてみてください。
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