- 戦艦 三笠
- 圧巻!全長 132m の巨大な戦艦
- 巨大!30cm 主砲
- 艦内案内図
- 土日祝日限定!無料ガイド
- 映像室・休憩室
- 戦艦 三笠を最も楽しむためのオススメ順序
- 安心ポイント
- 全長 120m 広大な展示エリア
- 戦艦を間近で感じながら、歴史と命に思いを馳せる時間。
戦艦 三笠
戦艦 三笠(みかさ)は、神奈川県横須賀市にある旧帝国海軍時代の戦艦です。全長 132m, 排水量 13,000t の鋼鉄製。主砲は 30cm 砲 4 門を搭載し、世界で現存する唯一の前弩級戦艦(ぜんどきゅうせんかん)です。
1902年(明治35年)にイギリスで建造され、日露戦争で活躍。1945年(昭和20年)の終戦後、記念艦として保存されることになりました。
現在は、横須賀市にある三笠公園内に保存・展示されています。
日露戦争では、日本海軍の連合艦隊旗艦として連合艦隊司令長官である東郷平八郎を乗せ、1905年の日本海海戦(対馬沖海戦)においてロシア海軍のバルチック艦隊を撃破しました。
- 文化財等指定
- 世界三大記念艦
- 日本遺産
- 観覧時間
- [4月〜9月] 9:00〜17:30
- [3月・10月] 9:00〜17:00
- [11月〜2月] 9:00〜16:30
- 休艦日
- 12 月 28 日~ 31 日
- 観覧料金
- 一般: 600円
- 65歳以上: 500円
- 高校生: 300円
- 小・中学生: 無料
- 所要時間
- 30 ~ 90 分
- 電話番号
- 046-822-5225
- 公式サイト
- https://www.kinenkan-mikasa.or.jp/
- 最寄りの駐車場
- 三笠公園駐車場(有料)
- アクセス
- 徒歩: 京急本線 横須賀中央駅から徒歩 15 分
- バス: JR 横須賀駅から[中央1]三笠循環バスに乗車し、三笠公園バス停で下車
- タクシー: JR 横須賀駅から 10 分、料金は 1,000 円程度
- 所在地
- 〒238-0003 神奈川県横須賀市稲岡町 82-19
入場券を購入してから戦艦へ
入場には入場券が必要です。
戦艦の隣りに「三笠売店」という土産店があります。その店舗の脇に入場券を購入できる自動券売機があるので、そこで入場券を購入してから三笠に乗艦します。
観覧料金 | |
---|---|
一般 | 600円 |
65歳以上 | 500円 |
高校生 | 300円 |
小・中学生 | 無料 |
圧巻!全長 132m の巨大な戦艦
到着するとまず驚かされるのがその大きさです。戦艦三笠の全長は 132m あります。
戦艦だけに側面の砲も多く、左舷だけで 15cm 砲が 7 門, 8cm 砲が 4 門搭載されています。
三笠は日本国内で唯一、乗艦できる戦艦です。現代において戦艦を見られる機会などほとんど無い中で、こうして間近で見ることができるのはとても貴重な機会です。
巨大!30cm 主砲
三笠の甲板へ上がると、巨大な 30cm 主砲も見ることができます。こちらは前部の主砲です。
人と並べると、どれだけ大きな砲であるかがわかります。
三笠には主砲が前後に設置されており、2 門ずつ、全部で 4 門の 30cm砲が搭載されています。こちらは後部の 30cm 砲です。
後部の主砲には、実際に放たれたものと同じ大きさの砲弾が展示されています。
砲弾の重量は 400kg, 最大射程は 10km です。砲弾には爆発力の激しい大量の下瀬火薬が装填され、起爆装置には安全でしかも感度の鋭敏な伊集院信管が弾底に着けられていました。
艦内案内図
艦内案内図はリーフレットに掲載されています。
リーフレットは現地でもらえますが、公式サイトで公開されているので、現地に行く前に、ネットからでも見ることができます。
リーフレットには、所要時間が 30 ~ 60 分と記載があります。
艦内は広く、展示も結構多いため、休憩も含めてゆっくりじっくり巡りたい場合は、所要時間として 60 ~ 90 分は確保しておくと安心です。
土日祝日限定!無料ガイド
三笠では、土日祝に限り、ボランティアの方々によって無料で艦内案内が行われます。
- 開始時刻
-
- 10:10 〜
- 11:00 〜
- 12:00 〜
- 13:00 〜
- 14:00 〜
- 15:00 〜
時間は 30 分程です。艦内全てを周るのではなく、甲板で三笠や当時の解説を聞きます。
ガイドの解説を聞いた後で実際に自身で艦内を周るようにすると、より三笠について知れたり、発見があったりするためオススメです。
映像室・休憩室
艦内には映像室があり、日露戦争や三笠についての解説動画を視聴できます。
また、映像室は休憩室も兼ねており、自動販売機も設置されています。三笠パッケージされた自動販売機が素敵です。
戦艦 三笠を最も楽しむためのオススメ順序
三笠を巡るなら、以下の順がオススメです。
- 映像室で映像を観る
- 無料ガイド案内に参加する
- 自身で艦内を巡る
映像室では、「東郷平八郎」「バルチック艦隊」「旅順攻略」「日露戦争」といった歴史の解説を視聴できます。
まずは映像で日露戦争や三笠の事を知り、それから無料ガイドの案内を聞く。そしてそこから艦内を巡れば、三笠や日露戦争の事を知らなくても、各展示を見て回った際に理解が進んだり、新しい発見が生まれて楽しめます。
安心ポイント
戦艦三笠は設備がしっかりしているため、長い時間でも安心して滞在できます。
- 甲板にはベンチが多く設置されているため休憩しながら巡れる
- トイレ有り
- 休憩室に自動販売機有り
- 喫煙所有り
全長 120m 広大な展示エリア
甲板を降りると戦艦内部に入ることができますが、全て展示スペースになっています。全長 120m。写真を見るといかに広いかが分かると思います。
艦内には、当時の調度品や設備などの展示から、歴史的な資料まで、驚くほど多くの展示があります。各部屋にある調度品は当時のものです。
士官室
当時の制服や楽器
長官公室(応接室)
長官室(東郷平八郎の執務室)
これらはほんの一部です。当時の艦内の様子や歴史的な資料が豊富に展示されています。
戦艦を操作できるシュミレーターや、日本の戦艦が全て揃っているといっても過言ではないほど大量の戦艦模型もあるので、子供も楽しめるはずです。
戦艦を間近で感じながら、歴史と命に思いを馳せる時間。
戦艦というからには、活躍の場は戦争です。
戦艦三笠が活躍したのは日露戦争、1905年(明治38年)のことです。
自国を守るために戦艦に乗り込み、勝利の裏側には敗北があり、そこには人間の生命が関わってきます。これまで、幾多の戦争で、何千、何万、何百万という命が戦争によって失われました。
戦争は愚かな行為です。ただ、戦争の目的が何であれ、祖国や愛する人のために命を落とした兵士たちは尊敬されるべきだと思います。
是非、最大限の敬意と共に、戦艦三笠を楽しみに来てください。