「キャンプ」と「食」
キャンプと「食」は切っても切り離せないものですよね。お肉を焼いたりご飯を炊いたり。楽しみの一つです。
食事をした後は食器を洗うために炊事場に行って、食器用洗剤を使って洗いますが、洗剤の成分も場合によっては環境に良くいという話を耳にしました。
わたしたちが普段、使っている合成洗剤に含まれる界面活性剤は、下水処理が行われれば分解されます。しかし、下水処理設備が無いキャンプ場の場合はそのまま川に流れ出てしまい、それが魚に影響を及ぼしてしまう。
界面活性剤は一定量であれば環境に影響はないようですが、使用量は最低限にしたいですね。
洗剤の成分が川に流れると水にすむ生き物にとってよくないの? - 日本石鹸洗剤工業会
環境に優しい「バイオ洗剤」「無添加食器用洗剤」
では、どんな食器用洗剤なら環境に優しいのでしょうか?
バイオ洗剤、あるいは無添加食器用洗剤と呼ばれているものが良いらしいです。
今回はこの中で Happy Elephant という無添加食器用洗剤を試してみました。
天然洗浄成分「ソホロ」配合の無添加食器用洗剤「ハッピーエレファント」
Happy Elephant - Official Website
この食器用洗剤には「野菜・食器用」と記載されています。野菜が洗えるほど成分が自然由来であることがわかります。
- 石油系界面活性剤、合成香料、着色料は無配合。
- 排水後は微生物によって分解され、すばやく地球に戻ります。
また、天然洗浄成分「ソホロ」について、Happy Elephant のオフィシャルサイトには以下のように記載があります。
「SOFORO」は、植物油(パーム油)と糖を栄養にして、天然酵母が発酵することによって生みだした天然成分です。 いきものが生みだした成分なので、生分解性に優れており排水後はすばやく地球にかえります。 化粧品や食品成分としての安全性も満たしており、環境や肌にやさしい"未来の洗浄剤"と言われています。
排水後は微生物によって水と二酸化炭素に完全に生分解され、すばやく地球にかえります。生分解性試験では、排水後 22 日で二酸化炭素と水に完全分解されました。
無添加食器用洗剤を実際に使ってみた感想
キャンプ場で実際に使ってみました。
- 合成洗剤と違って洗剤自体がすごくさらさらしている。粘り気がなくて水みたい。
- 泡立ちはそこそこ。
- ほとんどの汚れはキレイに落ちた。
- 肉料理の際に出た油汚れは一回だと落ちなくて洗い直した。
通常の使用だと全く問題なく使えました。
しつこい油汚れに関しては、一度だとヌメヌメ感が取り切れなったのでもう一回洗い直しました。
それでもなんか納得いかなくて、結局自宅に帰ってからもう一回洗いました。
しかし、私の洗剤の量が適切だったかはわからないので、使用量によってはきちんと落ちてたのかもしれません。
まとめ
合成洗剤の洗浄力はすごいです。少量でも油汚れが落ちます。
このように、私達は科学の力によって「便利」を手にしているけれど、少しくらいの不便を選択してでも、環境に優しくキャンプしたいなと思いました。
すごく小さな事なのかもしれないけれど、みんなでやればとても大きな影響を与えるられると思います。
これを読んでくれたあなたも是非、キャンプ場に行く時にはそのキャンプ場が下水処理設備を通ってから川へ排水されるのかどうかを調べてみてください。 もしそうでなかったら、こういった環境に優しい食器用洗剤を使ってみてくれたらうれしいです。
わたしたちが永く、自然に癒してもらえますように。