神奈川県横須賀市にある無人島「猿島」
実際に行ってきて感じた猿島の魅力や猿島へのアクセス方法をお伝えします🥳
- 猿島
- 猿島の見どころ
- 猿島でできないこと
- 猿島への行き方
- どれくらいの時間、船に乗る?
- 猿島行きの船にはどこから乗る?
- MIKASA TARMINAL(三笠ターミナル)
- みんな意外と知らない? 2 倍お得で優遇される方法
- ガイドツアーって実際どうなの?
- 猿島に行く船ってどんな感じ?
- 三笠ターミナルへの行き方
- 国史跡と深い自然が織りなす神秘的な光景を楽しめる、東京湾で唯一の無人島
猿島
猿島(さるしま)は、神奈川県横須賀市にある東京湾で唯一の無人島です。旧陸・海軍の要塞跡や豊かな自然、そして船で 10 分というアクセスのしやすさから観光スポットとしても人気の島。釣りや BBQ も楽しむことができます。
〒238-0019
神奈川県横須賀市猿島
- 面積:約 55,500㎡
- 周囲:約 1.6km
- 東西:約 200m
- 南北:約 450m
- 標高:約 40m
- 横須賀湾沖 1.7km
数字並べると一見威圧感ありますが、実際は東京ドーム 1.6 個分くらいの大きさなので大きくはないです。
猿島の由来
1253 年(建長 51 年)5 月、日蓮上人が房総から鎌倉へ渡る途中で嵐に遭い、船の進む方向さえ分からなくなった。その時、近くの島に避難したところ、一匹の白猿が現れ、島の奥へ案内したという言い伝えから「猿島」という名がついたという説があります。
ちなみに猿島に猿はいませんのでご安心ください🐒
猿島の見どころ
猿島のみどころは沢山あってこれから一つずつ紹介しますが、実際に行ってみて最も推したいのは
「コンパクトでシンプルな構造なので、あまり時間を掛けずに一通りを観て周ることができる。」
というところです。
私も色々なところに出かけていて思うのが、離島観光となると「島が広くて周るのに 1 日かがり。う〜ん日帰りは難しいかあ…」とか、「事前に隅々までリサーチして計画を立てないとどこへ行ったら良いのかわからなくなる」なんてことがよくあったりするのですが、猿島は遊歩道がきちんと整備されている上にシンプルな道構造なので、遊歩道に沿って歩きつつたまに観たいところに行くために道をちょい逸れするだけで全ての観光ポイントを網羅することができます。島自体もコンパクトなので、ゆっくり歩いても 1 時間前後で全てのスポットを堪能することができます。
「時間がかかり過ぎない」「遊歩道がしっかりと整備されている」といったキーワードは、お子さん連れのファミリーでも回りやすいと思います。(しかも道中は冒険感が満載なので子供たちはめっちゃはしゃぐと思います笑)
そんな猿島の見どころをいくつか紹介します。
神秘!フォトジェニック要塞
司令部跡や弾薬庫、砲台跡をはじめとする、第二次世界大戦時の旧陸・海軍の要塞跡を観ることができます。島全体が要塞となっていたため、実際にレンガ造りのトンネルを歩けたり、時間の経過と共に自然と一体となっていく要塞跡のフォトジェニックな感じが、女子にも大人気(カメラ女子の訪問率高し)です。
戦時中の要塞跡とは言いますが、戦争の悲惨さを訴えるというよりは神秘的な佇まいを楽しむことができる。そんなスポットになっています。
ちなみに砲台など含め要塞跡は平成 27 年に近代軍事施設として初めて「国史跡」に指定されました。
まるでゲームの世界!自然と造形の一体化
島の地形を活かして外敵から見つからないように作った要塞であったため、元々地形と一体化していた建造物が時間の経過と共によりいっそう自然と一体化しており、めちゃくちゃ神秘感出しています。
無人島といいつつカフェの満足度高し!
無人島と聞くと「何もお店が無いのでは」って想像しがちですが、猿島には「オーシャンズキッチン」というカフェがあって、眺め最高なボードデッキで食事を摂ることができます。
メニューも手頃な量のものが多いので食べやすいし、ドリンクも充実しています🧋
そしてボードデッキはオーシャンビューで眺めは最高です✨
BBQ や釣り、海水浴を楽しめる
猿島では、機材レンタルもできて、砂浜で BBQ や釣りも楽しむことができます。
夏季は海水浴もできます(2021 年度は新型コロナウィルス感染拡大防止のため猿島海水浴場は閉鎖)
猿島でできないこと
猿島は無人島ながら海水浴や BBQ, そして釣りも行うことができますが、もちろんできないこともあります。猿島をいつまでも美しく、そして訪れる誰もが素敵な体験をしてもらえるように、決まりやマナーはしっかり守りましょう。以下は、猿島での禁止事項です。
- 横須賀市の条例により、猿島島内には BBQ コンロ・カセットコンロ・炭・着火剤・花火などの火気の持ち込みはできません。
- ペットを連れて行くことはできません(介助犬、盲導犬を除く)。
- 島内に宿泊することはできません。
- 横須賀市の「猿島公園管理要項」により、以下を行うことはできません。
- 参加者募集型の撮影会
- 公園の一部占有
- 音響機器(DJ ブース等)の設置や使用
- 海水浴場期間以外の遊泳
猿島への行き方
猿島へは船で行きます🚢
乗船料金
一般料金 | 大人 | 小学生 | 小学生未満 |
---|---|---|---|
一般 | 1400 円 | 700 円 | 無料 |
団体 | 1260 円 | 630 円 | 無料 |
- 小学生未満は大人 1 名につき 1 名無料(大人の人数を超えた場合、小学生料金を適用)
- 「(身体・精神等)障害者手帳」「療育手帳」「被爆者健康手帳」等保持者本人と、介護者 1 名の計 2 名までは一般運賃および小学生運賃の半額で乗船可能
猿島航路乗船料とは別に「猿島公園入園料」がかかります。
- 15 歳以上(中学生除く):200 円
- 小中学生:100 円
つまり、大人 1 名の場合は、
往復 1400 円+入園料 200 円 = 1600 円
がかかります📝
運行時刻表
基本的に毎日運行していますが、コロナの状況など外的要因によって運休や減便の場合がありますので事前に確認しましょう。
時刻表は季節によって変動で、2 パターンあります。
3/1 〜 10/31
三笠ターミナル発(猿島行き) | 猿島発(三笠ターミナル行き) |
---|---|
09:30 | 09:45 |
10:30 | 10:45 |
11:30 | 11:45 |
12:30 | 12:45 |
13:30 | 13:45 |
14:30 | 14:45 |
15:30 | 15:45 |
16:30 | 17:00 |
11/1 〜 2/28
三笠ターミナル発(猿島行き) | 猿島発(三笠ターミナル行き) |
---|---|
09:30 | 09:45 |
10:30 | 10:45 |
11:30 | 11:45 |
12:30 | 12:45 |
13:30 | 13:45 |
14:30 | 14:45 |
15:30 | 16:00 |
10 分前から乗船が始まるので、それまでには搭乗ポイントに集合しておきましょう。
どれくらいの時間、船に乗る?
船の乗船時間は片道約 10 分です🚢
猿島まで意外とすぐ着きますよ😊
猿島行きの船にはどこから乗る?
猿島行きの船は、MIKASA TARMINAL(三笠ターミナル) というところから出ていて、乗船券もここで購入することができます。
MIKASA TARMINAL(三笠ターミナル)
〒 238-0004
神奈川県横須賀市小川町27-16
受付と猿島入園・乗船券の購入
入り口を入ると正面がすぐ受付になっていて、ここで猿島行きの船の乗船券(往復)を購入することができます。
チケットの名目としては「入園料」という事になっていて、その中に乗船料も含まれる感じです。
横須賀市が徴収している「猿島公園入園料(200円)」がプラスになるので、チケットは 1600 円(大人 1 名)になります📝
乗船待ちができる待合所とお土産屋さん
受付の脇はお土産屋さん&待合所になっていて、船への搭乗を待つ間にお土産を購入したりもできます。
実は色々なお土産が売っていて、結構楽しいです。
中でも、よこすか海軍カレー系(カレーに限らずお菓子とかも)の品揃えが多いのと、オリジナルグッズが結構かわいいのが多いので要チェックです✨
ちなみに、一番驚いたのがこれ
カレー味のラムネ!!!
さすがにインパクトが強烈で思考停止しました😇笑
どんな味がするんだろ〜💕
2 階には猿島ビジターセンターを併設
「受付を済ませたけど、乗船まで結構余裕があるな…」
そんな時でも安心です。三笠ターミナルの 2 階には 猿島ビジターセンター が併設されていて、猿島の事を展示や映像で知ることができます。
1 階に待合所がありますが、実はそんなにベンチの数が無くて座って待てない場合があって。
でも 2 階に来ればベンチも沢山あってトイレもあるので、猿島の予習をしつつ船の時刻を待つと良いと思います😊✨
ちなみにベンチとは別にこんな感じでオーシャンビューを楽しめるバーカウンタースタイルのところもあるので、ここで海を眺めなら搭乗時刻を待つのが私のオススメです🥰
みんな意外と知らない? 2 倍お得で優遇される方法
みんな意外と知らないんだな〜って思った、猿島観光をお得に楽しめる方法があります😊✨
猿島には「島内ガイドツアー」っていうのがあって、島に詳しいガイドさんが色々説明しながら一緒に猿島を歩いてくれるっていう、よくあるガイドのサービスがあります。
で、これが猿島に上陸した後でも申し込めるんですけど、実は三笠ターミナルの受付でも申し込めるんです。
そしてその場合、
猿島上陸後に申し込むと 600 円かかるのですが、三笠ターミナルの受付で申し込むと 500 円、つまり 100 円安くなるんです。
で、、それだけならただの割引なので大したことはないんですけど、
三笠ターミナルでガイドツアーの申し込みをすると、「優先乗船」がもれなく付いてくるんです✨
つまり、船に優先的に搭乗できるので、座りたい席を確保できるっていうスペシャル特典までゲットできちゃいます🥰
私が行った時そんな混んでなさそうでしたけど、船の席はソッコーで埋まってたので、眺めの良い席を確実にゲットしたい場合はこの方法を使うことをオススメします✨
「セット割」っていうみたいです
ターミナルの受付でガイドツアーの申し込みをするとリストバンドがもらえるので、これを付けていると優先乗船できるようになります😊✨
猿島に上陸した後で申し込んでももちろん優先乗船は付いてこない(優先乗船は行きのみ)ので、それならセット割を使った方が、料金も 100 円安くなって優先乗船もできるんですからまさに特典が 2 倍!これほどお得なことはないですよね🥳
もし猿島上陸後にガイドツアーに参加したい場合は
もし猿島上陸後にガイドツアーに参加したい場合は、ウェルカムセンターで受付を行っています。
ガイドツアーって実際どうなの?
さて、セット割は良いけど「ガイドツアー」って実際どうなの?🤔
っていうことになりそうなのでここもお話します😊✨
ちなみに猿島のガイドツアーはこれ↓
結論から言うと、ガイドツアーは、申し込んだ方が絶対良いです✨
もし「初めて行く」とか「猿島のことよく知らない」とかの場合、
おひとりさまでも、カップルでもファミリーでも、ガイドツアーは申込んだ方が絶対楽しめると思います✨
その理由は 3 つあります😊
1. 時間が限定的
ガイドツアーっていっても 30 分のみなので、猿島での滞在の全てをガイドさんと行動を共にするわけではありません。
主要な部分の案内をしてくれて、大体 30 分程度のポイントでガイドさんとはお別れします。
その後はもちろんご自由にどうぞなので、ガイドツアーによって猿島滞在中全ての行動が制限されることは無く、ガイドツアーがあっても自由に動ける時間は十分に取れます✨
2. へえ〜ポイントがたくさん!
ただ散策してるだけだと、なんとなく建物や景色や自然を眺めて終わりますが、ガイドさんの解説ありだと楽しさがまるで違います✨
歴史の話ももちろん聞けますけどイメージしているほど堅苦しい感じじゃなくて、猿島にまつわる面白いネタを仕込んできてくれたりするので、話聞いていて私は楽しかったですよ😊✨
3. ガイドさんが臨機応変に対応してくれる
ガイドツアーは自分だけじゃなくて何人かに 1 人のガイドさんが付いてくれる(つまり他人含めパーティーで巡る)んですけど、私が参加した時はめちゃ元気でやんちゃなお子さんがいてそこら中はしゃぎまわっていましたがガイドさんも良い感じにお子さんの相手をしてくれたりしてました。
ただ案内するだけじゃなくて、参加者に応じて臨機応変に色々と気遣いしてくださるガイドさんだったので、参加してもシンプルに体験は良いと思います✨
猿島に行く船ってどんな感じ?
猿島と三笠ターミナルを往復している船はこんな感じになっています🚢
ちなみに全て自由席になっています。
見てわかる通り案外席数はそんなに多くはないので、良い眺めで確実に座るためには優先乗船か、早めに並ぶかの対策が必要ですね🐰🐢
三笠ターミナルへの行き方
電車で行く
電車で行く場合、最寄り駅は 京急本線「横須賀中央駅」 になります。駅からターミナルまでは 徒歩 10 〜 15 分くらいです。
車で行く
車で行く場合は、ターミナルのすぐ隣に「三笠公園駐車場」というコインパーキング(駐車場)があるのでここに止めることができます🚙
〒 238-0004
神奈川県横須賀市小川町 27-10
ぱっと見た感じですが 20 〜 30 台くらいは止められそうな広さでした。
国史跡と深い自然が織りなす神秘的な光景を楽しめる、東京湾で唯一の無人島
猿島は横須賀の三笠ターミナルから船で 10 分と気軽に行ける距離にありますが、島内で見られる光景はまさに神秘的でとても美しいです。
一方で、「バーベキュー」や「海水浴」それに「釣り」といったレジャーも楽しむことができ、オーシャンビューのおしゃれカフェもある事から、無人島とはいいつつも横須賀の観光スポットとしてはとても充実しているポイントです😊✨
私は島内ガイドツアーに参加して、写真を取りまくりつつ島内を行ったり来たりて、そしてランチも食べてゆっくりしましたけど、それでも島での滞在時間は 2 時間くらいでした✨
アクセスも気軽にできて、無人島だけどコンパクトに楽しむことができる。そんな猿島に、是非あなたも行ってみてください🥳
実際の猿島観光の様子はこちらから🥳