寝袋だけでは解決できない寒さ
私はテントの中で眠る時に、寝袋には Mont-bell ダウンハガー 800 #3を使用しています。
EUROPEAN NORM(EN13537)の数値から、この寝袋は主に春先や秋に丁度よい寝袋です。しかし 11 月上旬に使用したところ、足先が寒くて何度か目が覚めてしまう状況に陥りました。
この時の最低気温は 5 ~ 6 ℃ だったのですが、寝袋の中で冷えを感じて目が覚めてしまいました。
寝袋の中で足先が冷える問題を解決する
眠る時に足先を温かくできる手段としては以下が挙げられます。
- 靴下を重ね履きする
- 使い捨てカイロを寝袋の足元に入れる
- 湯たんぽを足元に置く
- テントシューズを履く
靴下を重ね履きする
最も手軽な方法です。普段履いている靴下と、足首や指先が暖かくなるような厚手の靴下を重ね履きします。
靴下を重ね履きすることは、足の断熱性を高め、保温効果を向上させます。
厚手の靴下を2枚履いたり、ウールの靴下を重ねることで、足先を温かく保つことができます。
ただし、靴下を重ね履きしすぎると、靴の中がきつくなり、逆に血行が悪くなる可能性があるので、適度な厚さの靴下を選ぶことが重要です。
靴下は濡れると保温性が落ちるので、寝る前に足を洗って乾かしておきましょう。
使い捨てカイロを寝袋の足元に入れる
使い捨てカイロは、酸素と触れることで化学反応を起こし、温かさを発生させるアイテムです。
寝袋の足元に使い捨てカイロを入れると、足元を温めることができます。
ただし、カイロの熱が伝わりすぎると、寝袋が破れたり足を火傷したりする可能性があるので注意が必要です。
カイロは、寝る前に足先の暖かさを調整しながら、適切な位置に置きましょう。
湯たんぽを足元に置く
湯たんぽは熱いお湯を入れて使う暖房アイテムで、足元に置くことで足を温めることができます。保温性の高さから、その熱で足だけでなく寝袋の中全体も温めます。
ただし、湯たんぽは高温をキープするため、そのまま使うと足を火傷してしまう場合があります。タオルで包み、直に足に触れないようにして使用する必要があります。
テントシューズを履く
テントシューズは、テント内で履くための靴です。テント内で履くことを前提に設計された軽量で保温性のある靴のことを指します。
テントシューズを履くことで、足先の冷えを防ぐことができます。足先を冷やさないように厚手のソールが付いているものを選びましょう。
テント内で履くことで足を保温し、寝袋内に熱を逃がしにくくします。
通気性があり、足の蒸れを防ぐデザインが一般的です。足元を温かく保つだけでなく、テント内を清潔に保つ役割も果たします。
テントシューズには 2 種類あります。
- テントの中で履く、ルームシューズに近いもの。
- 寝袋の中で防寒対策として履くもの。
寝袋の中で防寒対策として履くテントシューズは、靴底の加工が無いため、以下の特徴があります。
- 眠る際に履いていても違和感がない。
- 歩き回るようにはできていない。
テントシューズの良い点は以下です。
- ダウン素材のテントシューズがある
- 価格が安いものもある
- 軽量コンパクト
- シューズの中に使い捨てカイロを入れて温かさを補える
気温 2 ℃でも快適な睡眠を手に入れた
私はダウンテントシューズを使うことで、足先の冷えを回避できました。
気温 2 ℃の環境でも快適な睡眠を手に入れることができました。
あなたも、寝袋の中で足先が冷えて辛い経験をしたのなら、是非ダウンテントシューズを試してみてください。