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ビットコインの価値が上がる?ビットコインの半減期とは。過去半減期の事例含めて徹底解説!!

ビットコインの半減期とは

ビットコインの半減期

ビットコインの半減期(Halving)は、ビットコインのマイニング報酬(新しいビットコインの発行)を半減させるイベントのことを指します。

ビットコインは、分散型の仮想通貨であり、新しいビットコインはマイニングと呼ばれるプロセスを通じて生成されます。

マイナーと呼ばれる個人やグループは、コンピュータの処理能力を使ってトランザクションを検証し、新しいブロックをブロックチェーンに追加する作業を行います。その報酬として、新しいビットコインが与えられます。

ビットコインの供給は、最初に発行された 2009 年から定められたスケジュールに基づいて管理されています。具体的には、およそ 4 年ごとにマイニング報酬が半減するように設計されています。

最初のブロック報酬は 50 BTCでしたが、2012 年に初めて半減して 25 BTCになりました。その後も 2016 年に 12.5 BTC、2020 年に 6.25 BTCといった具合に半減しています。

2024 年には 4 回目の半減期が来るとされており、その場合、マイニング報酬は 3.125 BTC に減少します。

半減期の効果

半減期の効果はいくつかあります。

まず、新たなビットコイン供給の削減により、新しいビットコインが市場に供給される量が減少します。これにより、ビットコインの供給が縮小されるため、需要が変わらない場合は価格が上昇する可能性があります。

また、半減期を境にしてマイナーに支払われる報酬が減少するため、マイニングの収益性が変動することもあります。

ビットコインの半減期は、ビットコインの経済モデルの一部であり、その価格やマイニング活動に影響を及ぼす重要なイベントです。

ビットコインの半減期に向けた市場の動向

一般的な傾向として、ビットコインの半減期に向けて以下のような動きが見られることがあります。

価格の上昇

過去の半減期の前後には、ビットコインの価格が上昇することがあります。これは、供給が減少する一方で需要が変わらない場合、価格が上昇する可能性があるためです。投資家やトレーダーは、価格上昇を予測して利益を狙うことがあります。

マイニングへの影響

ビットコインの半減期により、新しいビットコインの報酬が半減します。これにより、マイニングの報酬も減少するため、マイナーたちは収益の変動に対応する必要があります。一部のマイナーは古いマイニング装置を更新し、効率的な方法でブロックを採掘する必要が生じるかもしれません。

市場の注目

半減期はメディアやビットコインコミュニティの注目を集めることが多いイベントです。これにより、ビットコインに関する議論や情報が増え、一般の人々の関心も高まることがあります。

市場の変動性

半減期の前後には市場の変動性が増加することがあります。価格の急激な上昇や下落が見られることがあり、投資家やトレーダーにとってはチャンスとリスクの両方が存在する状況となることがあります。

長期的影響

半減期の影響は単なるイベントだけでなく、ビットコインの経済モデルや価格に長期的な影響を与える可能性があります。過去の半減期では、価格の上昇や市場の変動性の増加がしばらく続くことがありました。

過去の半減期に於ける価格の推移

1 回目の半減期:2012 年 11 月 28 日

ビットコインの 1 回目の半減期は、2012 年 11 月 28 日に行われました。この半減期によって、ビットコインのブロック生成報酬が 50 BTC から 25 BTC に半減しました。

この半減期は、ビットコイン価格の上昇につながりました。2012 年 11 月 28 日当時のビットコイン価格は 12 ドルでしたが、2013 年 12 月 19 日には 1,100 ドルにまで上昇しました。これは、半減期によってビットコインの希少性が高まり、需要が増加したことが原因と考えられています。

2 回目の半減期:2016 年 7 月 9 日

ビットコインの2回目の半減期は 2016 年 7 月 9 日に行われました。この半減期によって、ビットコインのブロック生成報酬が 25 BTCから 12.5 BTCに半減しました。

半減期前日の 2016 年 7 月 8 日にはビットコイン価格が約 66,000 円でしたが、半減期後はじわじわと上昇傾向をキープしています。半減期だからといって瞬間的な高騰はしていなかったようです。

2 回目の半減期直後の値動き

その後、2017 年 12 月には最大 2,212,000 円まで上昇、そしてその後は下落が続き、400,000 円前後まで落ち込みつつ横ばいになります。

(2019 年半ばに 1,000,000 円台に突入)

3 回目の半減期:2020 年 5 月 11 日

ビットコインの 3 回目の半減期は、2020 年 5 月 11 日に行われました。この半減期によって、ビットコインのブロック生成報酬が 12.5 BTC から 6.25 BTC に半減しました。

半減期前日のビットコイン価格は約 1,000,000 円台でしたが、半減期後には同年 8 月に 約 1,200,000 円台に上昇、11 月に 150 万円台に上昇しました。

2020 - 2021 値動き

ただし、ここでも瞬間的な高騰は起きていません。細かく見ていくと、半減期直後は横ばいで、2 ヶ月半後の 7 月 26 日に 10% の上昇が起きています。

7 月 26 日に 10% 上昇

2 ヶ月半後となると、これが半減期の影響かと言われると難しそうですね。

過去の半減期からの考察

ビットコインの過去の値動きは、Google Finance から無料で見ることができます。

www.google.com

1 回目の半減期は日本の価格がわからないので除外したとして、2 回目と 3 回目の半減期に関しては、少なくとも半減期を迎えたからといって直前・直後に瞬間的に高騰するような値動きはしていないようです。

ただし、両者とも上昇傾向になっていることは事実としてあります。

半減期イベント発動からしばらく時間が経過した場合の値動きは、半減期というよりも市場の動向による影響の方が強いため、いずれにしても、半減期に備える場合は「買い」なのか「売り」なのかは慎重に判断したいところです。