旅行先で観光地を巡ると必ずといって良いほど手に取る「リーフレット」や「パンフレット」
私たちにしてみれば同じ公式ガイドですが、これらって何が違うのでしょうか?
リーフレットとパンフレットの違い
リーフレットとパンフレットの一番の違いは、「一枚の紙で作られているか、複数枚(複数のページ)で作られているか。」です。
「リーフレット」と「パンフレット」は、どちらも情報を伝えるために使用される印刷物ですが、いくつかの違いがあります。
サイズと形状:
- リーフレット: 一般的には A4 や A5 の用紙を折り畳んで作られることが多く、小さなサイズのものが多いです。
- パンフレット: より大きなサイズのものもあり、折り畳まずにそのままの大きさで配布されることがあります。
内容の深さ:
- リーフレット: 主題や情報を簡潔にまとめて伝えることが多いです。主にキーポイントや要点を強調するために使われます。
- パンフレット: より詳細な情報を提供することがあり、図や写真、文章が充実していることが一般的です。
用途:
- リーフレット: イベントの告知や商品の宣伝など、短期間で伝えるべき情報をコンパクトにまとめて伝えるのに適しています。
- パンフレット: 複数のページを使って、詳細な情報を提供する場合に適しています。観光地のガイドや商品カタログなどによく使用されます。
デザイン:
- リーフレット: シンプルなデザインが一般的で、目立つような配色やシンボルが使用されることがあります。
- パンフレット: ページ数が多い分、ページごとに異なるテーマや情報を持たせることができるため、デザインのバリエーションが豊富です。
リーフレットとパンフレットを英語で書くと
「リーフレット」は英語で「leaflet」と書きます。
「パンフレット」は英語で「pamphlet」と
リーフレットの例
リーフレットは、一枚の用紙を折り畳んで作られる。
コンパクトだし、ポイントが簡潔にまとめられているから、観光用の案内としては最適ですね。
パンフレットの例
パンフレットは、複数の用紙を使って複数ページで作られる。
いわゆる冊子ですね。沢山の情報が載せられるのは魅力です。
要点紹介ならリーフレット、がっつり詳細説明ならパンフレット。
短くまとめて伝える場合はリーフレット、詳細な情報を提供する場合はパンフレットが選ばれるっていうことですね。
観光スポットの案内なら「どこが見どころか」を紹介できて、初めて来た人が「こんなところがあるんだ」「これ面白そうだね」「ここに行ってみよう」ってなれれば良く、詳細は現地の案内板とかガイドさんの説明で得られれば良いわけですから、リーフレットが選択されることが多そうですね。
リーフレットは、先程の例にも出てきた飫肥城のリーフレットみたいに折り方が工夫されているものもあれば、単純な四つ折りの物もあったりと、色々と個性も出せそうです。
一方でパンフレットは情報量が多いので、例にも出した岡城のパンフレットみたいな歴史のあるお城とか、情報の多い観光スポットでは最適ですね。
旅行に行った先で、リーフレットとパンフレットの違いを意識しながら観光地を巡ると、見方が増えてより楽しめるかもしれません。