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函館の人気スポット「五稜郭」の歴史と見どころを徹底解説!時空を超えて語りかける魅力とは?

函館の人気スポット「五稜郭」の歴史と見どころを徹底解説!時空を超えて語りかける魅力とは?

五稜郭跡

五稜郭跡

函館のシンボルともいえる五稜郭跡は、江戸幕府末期に築造された星形の城郭です。戊辰戦争の舞台となったことでも有名で、現在は五稜郭公園として整備されており、国の特別史跡に指定されています。

営業時間
4月~10月 5:00 ~ 19:00
11月~3月 5:00 ~ 18:00
定休日
年中無休
電話番号
0138-31-5505
公式サイト
https://www.hakodate-jts-kosya.jp/park/goryokaku/
駐車場
函館市五稜郭観光駐車場
函館市芸術ホール・北洋資料館・道立函館美術館 駐車場
アクセス
路面電車 五稜郭公園前駅より徒歩 12 分
所在地
〒040-0001 北海道函館市五稜郭町 44-2

五稜郭の歴史

五稜郭は、もともと江戸時代末期の 1864 年に築かれた星型の城郭で、幕府側の北方防衛の要として機能していました。明治維新の最中、1869 年の箱館戦争では旧幕府軍の最後の拠点となり、新政府軍との戦いの舞台となりました。

城郭の形状は稜堡式と呼ばれる西洋式で、五角形の星型をしているのが特徴です。城郭として機能していた当時は、深い堀に囲まれ、周囲には土塁や櫓などの防御施設が備わっていました。明治以降、堀の大部分は埋め立てられ、公園として整備されました。

現在は、城郭内に五稜郭タワーが建てられ、上空から城郭の星型の姿を見渡すことができます。公園内には、箱館戦争の遺構や戊辰戦争の碑などが残され、歴史を感じさせてくれます。桜の名所としても有名で、春には約 1,600 本の桜が咲き誇り、多くの観光客で賑わいます。

桜

桜

五稜郭の特徴

五稜郭

五稜郭は、五つの角を持つ星形をした城郭です。この形は、敵からの攻撃に対して死角を作らず、効率的に防衛できるという利点があります。また、城郭内には兵士の住居や武器庫、病院など様々な施設が設けられており、まさに独立した街のような様相でした。

五稜郭と戊辰戦争・箱館戦争

箱館戦争と特別史跡五稜郭跡 箱館戦争と特別史跡五稜郭跡

戊辰戦争は、明治維新によって江戸幕府が廃止となり、新たに明治新政府を樹立した新政府軍と、それに不満を持つ旧幕府軍が戦った日本最大の内戦です。

箱館戦争は、戊辰戦争の中の戦の一つで、戊辰戦争の最後の戦となった戦争です。「五稜郭の戦い」とも呼ばれています。

1868 年(明治元年)10 月に江戸湾から軍艦 8 隻と共に脱走した海軍副総裁の榎本武揚(えのもと たけあき)率いる旧幕府脱走軍が箱館に入り、五稜郭を占拠。箱館の地にて旧幕府軍と新政府軍による箱館戦争が始まります。

新撰組の土方歳三もこの戦いに参戦。五稜郭を本拠に戦いました。

7 ヶ月後、五稜郭は新政府軍に明け渡され、箱館戦争が集結した事で戊辰戦争は集結しました。

半月堡

五稜郭入口

五稜郭の入口です。ここから半月堡(はんげつほ)を渡り堀之内へと入ります。

半月堡は、五稜郭の南西角にある三角形の土塁のことです。五稜郭正面玄関の防御を目的として築造されました。敵の侵攻を阻止し、時間を稼ぐことで、城内の人員が戦いの準備を整えたり、援軍を呼び寄せたりすることができました。

半月堡

遊歩道

半月堡には、土塁や石垣が当時のままの姿で残っています。

石垣

土塁は敵の攻撃から守るため、そしてその土塁を補強するために石垣が築かれました。土塁の表面は芝で覆われており、これは土砂の流出を防ぐとともに、敵が登ってくるのを難しくするための工夫でもありました。また、土塁の上には鉄砲眼が設けられ、敵を狙い撃ちできるようになっていました。

土塁は上ることもできます。奥に見えるのは五稜郭タワーです。

石垣

半月堡から延びる二の橋を渡ると、いよいよ五稜郭へと入ります。

二の橋

二の橋

門番所跡

門番所跡は、かつて五稜郭の出入り口を警備していた施設の遺構です。番士が常駐し、出入りする人々の監視や、不審者の侵入を防ぐ役割を果たしていました。

門番所跡

箱館奉行所の入り口。役所の入り口だけあってどこか圧を感じるような、そんな凛としていて静かな佇まいです。

門番所跡

藤棚

門番所跡を通過すると、藤棚があります。五稜郭公園内にある藤棚は、毎年多くの花見客が訪れる人気スポットです。

藤棚

約 30 メートルの藤棚には、樹齢 100 年を超える藤の木が 11 本植えられており、例年 5 月中旬から下旬にかけて見頃を迎えます。(2023 年は 5 月 26 日から 6 月 1 日までが見頃でした)

箱館奉行所

箱館奉行所

箱館奉行所は、江戸時代末期に蝦夷地(現在の北海道)を統治していた幕府の役所を復元した建造物です。1864 年に築造された当時の建物は戊辰戦争の箱館戦争後に解体されましたが、2010 年(平成22年)に部分復元され、現在は一般公開されています。

箱館奉行所

再現された箱館奉行所は、箱館の歴史や文化を学ぶ場としても機能しています。館内では、奉行所の役割や、奉行の仕事ぶりを紹介する展示がなされています。

営業時間
4月~10月 9:00 ~ 18:00
11月~3月 9:00 ~ 17:00
定休日
12 月 31 日 〜 1 月 3 日
料金
一般: 500 円
学生・生徒・児童: 250 円
公式サイト
https://hakodate-bugyosho.jp/

五稜郭への行き方

路面電車

五稜郭へは、路面電車を使うと便利です。

函館駅前駅から五稜郭公園前駅までは約 20 分。料金は 230 円です。

五稜郭公園前駅で下車。 五稜郭公園前駅

五稜郭公園前駅から五稜郭までは徒歩 12 分です。

時空を超えて語りかける、五稜郭の魅力

箱館奉行所

五稜郭は、単なる観光スポットではありません。それは、近代日本の黎明期を目撃した、生きた歴史の証人です。

星型の堡塁に刻まれた戦いの痕跡、堅牢な石垣に込められた武士の意気、再現された奉行所に漂う江戸の風情。五稜郭の至るところから、幕末という激動の時代が語りかけてきます。

箱館奉行所

私たちは、その語りかけに耳を傾けることで、先人たちの生きざまに触れることができます。彼らの勇気と決断、苦悩と希望。五稜郭は、そのすべてを包み込んでいます。

同時に、五稜郭は現代に生きる私たちに、大切なメッセージを伝えてくれます。歴史から学び、平和の尊さを知ること。自らの信念を貫く強さを持つこと。そして、時代が変わろうと、美しいものを愛でる心を忘れないこと。

訪れる人それぞれが、五稜郭から様々なものを受け取ることができると思います。

土塁からの眺め

箱根奉行所

五稜郭は、幕末から明治にかけての激動の歴史を物語る貴重な遺産であり、函館の歴史と文化を体感できる象徴的なスポットです。歴史ファンのみならず、四季折々の美しい景色を楽しめる場所としても人気があります。函館を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。

五稜郭


www.ritocamp.com

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