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絶景!神秘の連続!そしてリゾート×和の新感覚。人気の観光スポット「鵜戸神宮」を徹底調査!!

絶景!神秘の連続!そしてリゾート×和の新感覚。人気の観光スポット「鵜戸神宮」を徹底調査!!

宮崎県に旅行に来たら訪問マストなくらい有名で人気の神社。「鵜戸神宮」の見どころを徹底調査してきました✨

鵜戸神宮

鵜戸神宮

鵜戸神宮は、宮崎県日南市にある神社です。神話の舞台になるくらい古くからあり由緒正しい神社ですが、海岸沿い断崖絶壁の洞窟内に御本殿があることで有名です。御本殿までの参道も太平洋を眺めながらで開放感があり、御本殿も洞窟内にあって神秘的な様相を感じられる他、全体的に写真映えする風景に出会えます。

また、女優「土屋太鳳」ちゃんのルーツがこの辺だったり、王様のブランチ「週末トラベル」で紹介されたりと、宮崎では人気の観光スポットにです。

文化財指定
  • 国指定の名称
  • 天然記念物
  • 宮崎県指定文化財
  • 日南市指定有形文化財
こんなひとにオススメ
  • 神秘的な光景に出会いたいひと
  • 神社へのお参りなのにリゾート気分くらいの開放感を味わいたいひと
  • パワースポットで元気をもらいたいひと
開閉門時間
6:00 〜 18:00
参拝料
無料
禁煙・喫煙
二ノ鳥居の近くに有り
アクセス
車が最もアクセスしやすい
バスでも行ける(宮崎交通のバス。下車する鵜戸神宮バス停は観光駐車場にあります。宮崎市内からでも行ける)
電車で行けないこともない(JR 伊比井駅や JR 日南駅からバスに乗る)
所在地
〒887-0101 宮崎県日南市宮浦3232

www.udojingu.or.jp

鵜戸神宮は縁結び・安産祈願・夫婦円満・子育て守護・海上安全の神様

鵜戸神社でのお参りは「縁結び」「安産祈願」「夫婦円満」「子育て守護」「海上安全」にご利益があるとされています。

夫婦や安産、そして育児といったご利益があるのは、鵜戸神宮の歴史に関係しています。

鵜戸神社の歴史と神話

鵜戸神宮は古代から神聖視される場所で、神殿がある洞窟は神が住む場所と考えられていました。初めて歴史に登場するのは782年で、僧の快久が神殿を保護するために仏教寺院を建てた年です。

江戸時代には飫肥藩主の庇護を受けて神殿が拡大し、1711年には本殿が建てられました。本殿には仏教の要素も見られる窓や彫像があり、神道と仏教の信仰が絡み合っていた時代の痕跡が見られます。

鵜戸神宮は現在は純粋に神道の聖地となっており、ウガヤフキアエズという名前の神を祭神として祀っています。神話によれば、ウガヤフキアエズは山幸彦(狩りの名手)と豊玉姫(海の神の娘)の子供で、海の神の娘と狩りの名手の間に生まれました。

山幸彦は妻のために出産のための小屋を作りますが、彼女は鵜の羽でできた屋根が完成する前に産気づいてしまいます。豊玉姫は小屋に入り、赤ん坊が生まれるまでは彼女の姿を見ないよう山幸彦に哀願しましたが、豊玉姫が産む間に山幸彦が誘惑に負けて本当の姿を見てしまい、豊玉姫は生まれたばかりの赤ん坊を置いて、苦悶しながら海に帰りました。

その子供がウガヤフキアエズ(「鵜の羽の屋根の完成が間に合わなかった者」という意味)で、出産が行われた場所は現在鵜戸神宮が建っている洞窟の中だとされています。

神秘!洞窟の中にある本殿

鵜戸神宮の最大の映えポイントは洞窟の中にある本殿です。

洞窟の外からの様子

外から見てもすごいところにあるってわかりますね。洞窟の外側を見ると、自然が作り出すものってすごいなって感じます。なんていうか、スケールが大きい!!

本殿の洞窟

洞窟の入り口には鳥居があって、これから入るぞって気持ちになります。なんかワクワク。

洞窟の入り口

洞窟に入ると本殿はすぐにあります。洞窟自体はあまり深くはないです。

鵜戸神宮 本殿

県指定建造物 鵜戸神宮本殿

鶏戸神宮本殿は、鵜戸崎の日向灘に面した岩窟内に建てられている。
本殿創建の年代は不詳であるが、社伝によると崇神天皇の代に創建し、桓武天皇の命により、光喜坊快久が神殿及び仁王護国寺を再興した、と伝えている。中世には、鵜戸六所大権現」、江戸時代以降は「鶏戸山大権現」として、日向国内外から厚い信仰を得ていた。

現在の本殿は、正徳元年(1711)に鉄肥藩五代落主伊東祐実が改築したものを明治23年(1890)に大修理を行い、さらに昭和42年(1967)に修理したものである。平成9年度(1997) には屋根や内装等の修理が行われた。

このように幾度の改修を実施したものの、岩屋内に見事に収めた権現造風の八棟造は、往時のままであり、その文化的価値は高い。

本殿は結構細かい装飾がされていて、「神社=神道」ということになりますが、装飾には仏教のエッセンスも取り入れられているらしいです。

本殿の様子

洞窟の中から外を臨む光景がまた、神々しくてすごいです

神秘的な光景が広がる

お参りしましょう。

本殿正面

お参りすると、左手に順路があって進めるようになっています。

参拝順路

皇子神社

こっちにも小さなお社が。こっちは皇子神社っていって、彦五瀬命(ひこいつせのみこと)が祀られているそうです。

皇子神社

この完全に洞窟の中にある感じが、めちゃめちゃ非日常的な光景で、実際に見てみるとすごいです。

そして、まだ先があります。

順路はまだ続く

撫でうさぎ

撫でうさぎ

このうさぎさんは、撫でると「病気平癒(びょうきへいふ)」「開運」「飛翔」のご利益があるそうです。

撫でうさぎ

本殿の真裏はさすがに薄暗い

順路は本殿の周囲を歩くような道順になっていて、本殿の裏側がちょうど順路の半分です。だから参拝順路的には短いです。

ただ、洞窟の中にあるだけあって、さすがに本殿の裏側は結構暗いです。スマホのカメラだと日中でも撮るのが難しい。写真ブレてますがご容赦ください。

順路の半分、本殿のちょうど真裏あたり。

鵜戸神宮には有名な「お乳岩」があるのですが、まともに写真撮れませんでしたので是非実際に見に行ってみてください。

お乳岩は、本殿の裏にあります。

お乳岩

本殿の裏を抜ければ、順路は終わります。

参拝順路の終わり

洞窟と神社というアンマッチ感が映える

自然が作り出した岩の中に、朱色の本殿。

外から差し込む光を受けて輝く鳥居や燈籠。

洞窟の中から見る景色が本当に神々しくて、これは来てよかったなって思いました。

本殿と洞窟

断崖絶壁に青と朱色が映える映える!洞窟前広場

絶景ポイントは洞窟の中だけではありません。

洞窟の外、本殿への入り口前に広場があって、そこからの景色もすごいんです。

本殿洞窟前の広場

この広場から見る太平洋という大海原からくる荒波と、それを迎え撃つ荒々しい岩。なんかすごく迫力があります。

広場からの景色

願いが叶う「運玉投げ」

この岩の中に「亀岩」っていう、亀の形をした岩があります。

亀の形をした「亀岩」

亀岩の背中には、縄で円が作られています。

そこへ、男性は左手で、女性は右手お願いを込めて運玉を投げる。

「亀石の背中に命中すれば良し。枡形のくぼみに入ればさらに良し。」

ということで、願いが叶うと言われています。

運玉投げ

ちなみに、投げる「運玉」というのは、粘土を焼いて作られているもので、洞窟入口(鳥居の脇)にある「運玉授与所」で購入できます。

運玉授与所

泣けるめちゃいい運玉エピソード

この運玉投げですが、神社の一コンテンツと侮れないエピソードがあります。

鵜戸神宮の公式サイトにこのように書かれていました。

亀石と運玉 – 鵜戸神宮(公式)

昭和二十九年頃、鵜戸の小学生は決まって月曜日に遅刻をしたそうです。前日の日曜日に参拝者が亀石に投げた賽銭を、月曜日の早朝にそのまわりからそっと拾っていたので学校に遅刻したというのです。

そこで、当時の後藤幸平宮司をはじめとして学校関係者が、子どもの健全育成のために智恵を出し合って今の「運玉」を作りました。結果は、子どもがそれを作り、鵜戸神宮に納める。鵜戸神宮は、子どものための学費や、修学旅行の費用等に充てるための補助をするというものでした。

この制度は、その考えを堅持して今でも続いています。現在の鵜戸小中学校の児童生徒とその両親が中心となり、心を込めて謹製しているのです。

めちゃめちゃ良い話ですよね。

鵜戸という地域の子どもたちのためにも、鵜戸神宮に来たら運玉投げはマストでやりましょう。上手くいったら願い事も叶えられてみんなウィンウィンです。

ちなみに運玉は、5 個で 200 円です。

本殿に行くまでがたのしい。「リゾート×和」の参道

鵜戸神社は、本殿だけが見どころではないところが人気の観光スポットである理由の一つだと思います。

これがその、本殿洞窟までの約 3 分間、220m の参道です。

「参道」って、

静かな林の中を緑一杯に囲まれながら、マイナスイオンをいっぱい浴びつつ拝殿へ歩いていく。

そんなイメージがありませんか?

しかし鵜戸神社はそことは真逆をいっているんです。

参道からは、大きな空の青と、大きな海の青を同時に楽しめて開放感が抜群です。

参道から臨む太平洋

まるでリゾート地にでも来た気分になります。(さすがポスト南国、これが宮崎県ですね)

こんな風に、参道脇はすぐに太平洋なんです。そりゃみんな写真も撮りたくなりますよね。

参道脇はすぐに太平洋

本殿のある洞窟に降りる手前でも、こうして絶景に出会えます。

本殿のある洞窟に降りる手前

こんな感じで、メインストリートの参道では終始リゾートな気分を味わいながら歩いていくことができるところも、鵜戸神宮の素敵なところです。まさに、「リゾート×和」の参道ですね。

「リゾート×和」の参道

参道をもう少し詳しく

先程紹介したメインストリートの参道(わざわざメインストリートっていっているのは、厳密には他にも参道があるからです)には、色々な建物や門などがあって、そのどれもが歴史的に価値があったり美しかったりします。

実際に本殿のある洞窟までどれくらいあるのかが掴めるように、参道の様子を紹介します。

まず、メインストリート参道のスタート地点は神符授与所です。

神符授与所(写真右)

少し歩くと神門が見えてきます。

鵜戸神社 神門

神門をくぐると早速大きな海が視界に入ってきて「来てよかった」が確定します。

神門をくぐって見える景色

海の反対側、左手には社務所があります。

鵜戸神宮 社務所

少し歩くと、楼門(ろうもん)です。

楼門

楼門(ろうもん)っていうのは、二階建ての門のことで、神社とか寺院にあります。その中でも、1 階部分に屋根のない門を楼門と呼びます。

鵜戸神宮の楼門も、朱色が青空に映えてめちゃめちゃキレイです。

楼門

門なので当然扉があるわけですが、菊の紋章が見られます。

楼門の扉にある菊紋

菊紋があるので、鵜戸神宮が天皇や皇室に縁があるというということがわかりますね。

楼門をくぐると、ここからは海や宮城県の木「フェニックス」とも相まって、参道が一気にリゾートとのコラボ感が出てきます。

ちなみにこのあたりで、大体まだ半分来てないくらいです。

このあたりで大体半分来てないくらい

まるでハワイにある神社に来たみたいな気分です。参道の和×南国リゾート感です。

参道の和×南国リゾート感

途中で沢山の燈籠があったりして、夕方とかにここに灯が点ったらとてもキレイでしょうね。

たくさんの燈籠

220m とはいえ、きちんと休憩所もあります。

休憩所

このあたりでもう参道も終盤です。手水舎があります。

手水舎

そして、有名な運玉のオブジェ

運玉のオブジェ

ご利益ご利益の気持ちはわかりますが、オブジェに小銭挟むのは見栄えが悪いのでやめましょうね。もう少しで本殿のお賽銭箱なので我慢しましょう。

参道の終点

運玉のところまでくるともう参道の終点と言ってよくて、この道の先にある橋を渡ると、本殿のある巨大な洞窟と対面できます。

本殿のある洞窟に到着

階段は急ではないですが、石を利用して作られているため濡れていると滑ります。周囲の景色にも感動するのですが、しっかり下を見て、気をつけて降りてくださいね。

階段はゆっくり降りましょう

カフェにお土産やさんも

鵜戸神宮には、カフェとお土産やさんもあります。

場所はメインストリート参道のスタート地点のところです。

カフェ「レインフォレストカフェ 三ツ和荘店」

カフェは「レインフォレストカフェ 三ツ和荘店」です。

レインフォレストカフェ 三ツ和荘店

店内は神社併設とは思えないほどオシャレです。

レインフォレストカフェ 三ツ和荘店 店内

レインフォレストカフェは宮崎交通が運営しているカフェで、カフェコーナーでは無料 wifi も使えるとのことです。

メニューは公式サイトから確認できます。

s-and-r.jp

tabelog.com

お土産「八丁坂商店」

お土産やさんは「八丁坂商店」です。

八丁坂商店

ここのお土産やさん結構広くて沢山のお土産の取り扱いがあります。

八丁坂商店 店内

このお土産屋さんも宮崎交通が運営しているんですね。

www.s-and-r.jp

駐車場は複数あり。事前に決めてから行くのがオススメ。

鵜戸神宮の駐車場は全部で 3 つあって、全て無料です。

ただし、駐車場によってメインストリート参道までの距離が全然違うので、事前にどこに止めるかを決めてから行くことをオススメします。

鵜戸神宮の駐車場の詳細情報は以下にまとめたので確認してみてください。

www.ritocamp.com

神話にも出てくる由緒ある神社。されど「リゾート×和」が新感覚で楽しい。

鵜戸神宮は、神話にも出てくる由緒ある神社です。歴史もあって地元の方々にも深く愛されています。

洞窟の中の本殿もすごい神秘的なので一見の価値有りです。

といいつつも、オシャレなカフェがあったり、参道がリゾート感満載だったりして、イマドキに楽しめる映え要素が沢山ありました。

これが現代においても人気の観光スポットである理由なんだろうなって思います。

だって、本殿だけじゃない。始めから終わりまで全部楽しかったですから。

歴史と、神秘と、自然と、そしてリゾートと和の共鳴を楽しみに、ぜひ鵜戸神宮に行ってみてください。

鵜戸神宮