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鉄道の総本宮は地上 60m!博多駅直上に鎮座する天空の社「鉄道神社」

鉄道の総本宮は地上 60m!博多駅直上に鎮座する天空の社「鉄道神社」

地上 60m!博多駅の真上に鎮座する天空の社「鉄道神社」を紹介します。

鉄道神社

鉄道神社

JR博多駅ビルの屋上にある鉄道神社は、福岡県福岡市博多区博多駅中央街に鎮座する神社です。JR博多駅の駅ビル「JR博多シティ」屋上の「つばめの杜ひろば」内に位置します。

鉄道神社の祭神は、博多区内の住吉神社から分霊した住吉大神です。住吉大神は、航海の安全や交通安全の神として信仰されています。そのため、鉄道神社は、鉄道関係者や鉄道ファンの間で「鉄道の総本宮」として親しまれています。

参拝時間
10:00~22:00(1 月 4 日〜 2 月末日は 21:00 まで)
定休日
無し
アクセス
JR博多駅ビル屋上 つばめの杜ひろば
所在地
〒812-0012 福岡県福岡市博多区博多駅中央街 1-1

鉄道神社の由来

鉄道神社

鉄道神社は、1915年に創建されました。当時、日本は明治維新を経て近代化が進み、鉄道網も急速に整備されていました。鉄道は、人々の移動や物資の輸送において重要な役割を担うようになったため、鉄道の安全を祈願する神社が各地に建立されるようになりました。

鉄道神社の祭神は、博多区内の住吉神社から分霊した住吉大神です。住吉大神は、航海の安全や交通安全の神として信仰されています。そのため、この神社は「鉄道の安全を守る神社」として「鉄道神社」と名付けられました。

福岡市 住吉神社本殿
福岡市 住吉神社本殿

なお、鉄道神社という名称の神社は、全国各地に数多く存在します。その中でも、JR博多駅ビルの屋上にある鉄道神社は、鉄道の総本宮として知られる代表的な神社です。

御祭神・主祭神

鉄道神社

  • 御祭神:住吉大神
  • 主祭神:表筒男命
  • 祭神:底筒男命、中筒男命、表筒男命

博多の鉄道神社の御祭神は、住吉大神です。住吉大神は、底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)の三神の総称です。

底筒男命は、海の底にある神、中筒男命は、海の真ん中にある神、表筒男命は、海の表面にある神とされています。また、航海の安全や交通安全の神として信仰されています。

そのため、博多の鉄道神社は、鉄道の安全を祈願する神社として人々から認識されています。

星門・福門・夢門

鉄道神社

鉄道神社には三つの鳥居があり、それぞれ「星門」「福門」「夢門」といいます。

星門で魔を払い厄をよけ、福門で福を招き、夢門で良縁を結ぶ。という意味があります。

50m の参道にこれら三つの鳥居があり、そこをくぐることでご利益をいただきます。

一の鳥居(星門)

鉄道神社の入口は一の鳥居です。

一の鳥居(星門)

一の鳥居は、鉄道神社の参道の入り口に建つ鳥居です。高さ約 7m、幅約 3m の木造鳥居で、鳥居の柱(鳥居額)には、星門と書かれています。

星門は、魔除けや厄払いの意味を持つ鳥居です。鉄道神社は、鉄道の安全を祈願する神社であるため、旅の安全を祈願する参拝客が、まずこの鳥居をくぐって参拝します。

二の鳥居(福門)

二の鳥居は、鉄道神社の参道の途中に建つ、高さ約 6m、幅約 2.5 m の木造鳥居です。鳥居の柱(鳥居額)には、福門と書かれています。

二の鳥居(福門)

福門は、福を招く意味を持つ鳥居です。この鳥居をくぐることで、旅の安全と福を招くとされています。

三の鳥居(夢門)

三の鳥居(夢門)

三の鳥居は、鉄道神社の参道の終わりに建つ、高さ約 5m、幅約 2m の木造鳥居です。鳥居の柱には、夢門と書かれています。

夢門は、良縁を結ぶ意味を持つ鳥居です。この鳥居をくぐることで、旅の安全と良縁を結ぶとされています。

手水舎

鉄道神社はコンパクトな神社ですが、由緒正しき神社ですから、しっかりと手水舎が設けられています。

手水舎

手水舎は、参拝前に手を清める場所であり、神聖な場所とされています。参拝客が旅の安全を祈願する気持ちを高めてくれる場所です。

縁結び七福導子

鉄道神社

三の鳥居をくぐると、鳥居が円上に並んでいる広場があります。その中央には、縁結び七福導子がいます。

縁結び七福導子

縁結び七福導子は、縁結びのパワースポットです。

七福導子は、七福神の姿をした導師のことです。七福神は、福禄寿、寿老人、毘沙門天、恵比寿、大黒天、弁財天、布袋の 7 人の神様であり、それぞれにさまざまなご利益があるとされています。

博多鉄道神社の縁結び七福導子は、2017 年に設置されたもので、福岡県の木彫家、吉岡良彦氏の作です。七福神は、いずれも笑顔を浮かべており、とても愛らしい姿をしています。

縁結び七福導子には、縁結びのご利益があるとされています。縁結びを祈願する参拝客は、七福神に手を合わせたり、七福神に触れたりして、ご利益を授かります。

縁結び七福導子

本鳥居・本殿

広場の先には、本鳥居と本殿があります。

本鳥居

本鳥居は、鉄道神社のシンボル的な存在であり、多くの参拝客に親しまれています。

本鳥居

本鳥居は、高さ約 10m、幅約 4m の木造鳥居です。鳥居額には「鉄道神社」と書かれています。

本鳥居をくぐると、本殿があります。本殿には、鉄道神社の御祭神である住吉大神が祀られています。

本殿は、鉄道神社の御祭神である住吉大神が祀られている場所であり、鉄道神社の中心的な存在です。旅の安全と幸福を祈願する気持ちを高めてくれます。

鉄道神社

和顔施合掌地蔵

和顔施合掌地蔵は、東日本大震災の復興祈願のために建立された地蔵菩薩です。

和顔施合掌地蔵

地蔵菩薩は、地獄に落ちた人々を救済するために、地獄に身を投じた菩薩であり、慈悲と救済の象徴とされています。

和顔施合掌地蔵は、東日本大震災で被災した人々の無事を祈願して、2012 年に建立されました。地蔵菩薩は、陸前高田市の松で作られており、被災地の復興を願う思いが込められています。

和顔施合掌地蔵は、優しい表情で合掌した姿が印象的な地蔵菩薩です。地蔵菩薩の前で手を合わせれば、被災地の復興と、旅の安全と幸福のご利益を授かることができるとされています。

和顔施合掌地蔵は、鉄道神社を訪れた際には、ぜひ参拝していただきたいスポットです。被災地の復興と、旅の安全と幸福を祈願する参拝客の心の拠り所となっています。

ヘルマン・ルムシュッテル記念碑

鉄道神社の境内には、鉄道関係のモニュメントやレリーフが多数あります。その中でも、ドイツの鉄道技術者で明治日本で鉄道技術の指導を行ったヘルマン・ルムシュッテルのレリーフは、鉄道神社のシンボルとなっています。

ヘルマン・ルムシュッテル記念碑

ヘルマン・ルムシュッテルは、ドイツの鉄道技師で、お雇い外国人として明治時代の日本で鉄道技術の指導を行った人物です。

ルムシュッテルは、1844年にプロイセンのトリール市で生まれました。ベルリン工科大学で学び、卒業後はドイツ鉄道に勤務しました。

1887 年、日本政府は、九州鉄道の建設を計画し、ルムシュッテルを顧問技師として招聘しました。ルムシュッテルは、九州鉄道の建設に携わるとともに、日本の鉄道技術の向上に貢献しました。

ルムシュッテルは、日本の鉄道技術の近代化に大きく貢献した人物として、日本では「鉄道の父」と呼ばれています。

ヘルマン・ルムシュッテル記念碑

つばめ電車

鉄道神社のすぐ隣りには「つばめ電車」が走っていて、実際に乗車することができます。

つばめ電車 乗り場 つばめ電車 乗り場

「つばめ電車」は、水戸岡鋭治氏がデザインした、レトロな雰囲気が魅力のミニ鉄道です。

つばめ電車

つばめ電車は、1930 年代に活躍した「つばめ」号をモデルにしており、車体は朱色とクリーム色のツートンカラーで、車内には木製の座席が並んでいます。

つばめ電車は、鉄道神社の境内にある「つばめの杜ひろば」を2周するコースを運行しており、運賃は無料で、誰でも乗ることができます。

つばめ電車は、鉄道神社の人気スポットのひとつであり、多くの観光客が訪れています。

ちなみに、「つばめ電車」の他にも「くろ電車」があり、どちらの電車が動いているかは事前通知されておらず、屋上に来てのお楽しみになっています。

つばめ電車

つばめ電車の運行時間
月〜金:11:00~18:00(運休 13:40 頃 ~ 15:00 頃, 運休前最終便:13:40)
土・日・祝:10:00~18:00(運休なし)

地上約 60m から祈願!博多駅の真上にある鉄道神社

博多駅

鉄道神社は、JR博多駅の真上にあるため、アクセスが良好です。また、屋上庭園「つばめの杜ひろば」内にあるため、博多の街並みを一望しながら参拝することができます。

つばめの杜ひろば

つばめの杜ひろば

鉄道神社は、鉄道関係者や鉄道ファンだけでなく、誰でも気軽に参拝できる神社です。鉄道の安全を祈願したり、鉄道関連のモニュメントやレリーフを鑑賞したりしながら、鉄道の歴史や文化に触れてみてはいかがでしょうか。

鉄道神社