- 武田神社
- 所要時間は 15 〜 20 分
- JR 甲府駅からバスで約 8 分
- 参拝者専用駐車場(無料)
- 国指定史跡 武田氏館跡(躑躅ヶ崎館跡)
- 神橋
- 鳥居・狛犬
- 境内
- 拝殿
- 歴史を感じる神聖な自然の風景
- 売店・御朱印
- 甲陽武能殿
- ハローキティ石像
- 信玄ミュージアムと土産物店も併せて訪問がオススメ
- 信玄ミュージアム
- 歴史を空気と情報から感じられる
武田神社
武田神社は、山梨県甲府市古府中町にある、戦国時代の武将、武田信玄を祭神としている神社です。
武田神社は、武田氏の居館であった「躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)」の跡地に建てられています。1919 年(大正8年)に創建され、1923 年(大正12年)には神饌幣帛料供進神社に指定された経歴があります。
- 参拝時間
- 9:00 〜 16:00
- 定休日
- 年中無休
- 電話番号
- 055-252-2609
- 駐車場
- 無料駐車場あり
- 最寄り駅
- JR 甲府駅
- 所在地
- 〒400-0014 山梨県甲府市古府中町 2611
所要時間は 15 〜 20 分
武田神社の敷地はそれほど広くはありません。武田神社の境内はゆっくり観て回っても 15 〜 20 分あれば参拝できます。
他、武田神社の前には土産物店や信玄ミュージアムがありますので、そちらに立ち寄る場合はその時間も加味するとおおよその滞在時間が見積もれます。
JR 甲府駅からバスで約 8 分
電車とバスを乗り継げば、車が無くてもアクセス可能です。
JR 甲府駅の北口にバスターミナルがあります。2 番のりばから山梨交通 [10・11] 武田神社 または [12] 積翠寺に乗車し、バス停「武田神社」で下車します。
- 乗車
- 場所
- JR 甲府駅北口 バスターミナル
- 2 番のりば
- JR 甲府駅北口 バスターミナル
- バス
- 山梨交通
- [10・11] 武田神社行き
- [12] 積翠寺行き
- 山梨交通
- 場所
- 下車
- バス停「武田神社」
下車するバス停「武田神社」は、武田神社の入口目の前で停車しますので、下りたらすぐ目の前が武田神社です。
参拝者専用駐車場(無料)
車で行く場合は、武田神社に無料の駐車場があります。
- 駐車可能時間
- 9:00 〜 16:00
- 所在地
- 〒400-0017 山梨県甲府市屋形 3-8-13
駐車場は武田神社の西側に位置しています。駐車場から武田神社の入口までは徒歩約 5 分です。
国指定史跡 武田氏館跡(躑躅ヶ崎館跡)
国指定史跡 武田氏館跡(躑躅ヶ崎館跡)
「武田氏館」は「躑躅(つつじ)ヶ崎館」とも呼ばれ、武田信玄の父、信虎が、1519 年(永世 16 年)に石和からこの地に、館を移したことから始まります。
その後、信玄・勝頼と、武田家当主の館として使われました。
そして武田家の滅びた後、文禄年間に館の南方に今の甲府城が作られるまでの、約 70 年に渡り、この館一帯は、領国の政治・経済と文化の中心地として発展しました。
館は、一辺が約 200m の正方形の主郭(現武田神社)を中心に、その回りのいくつかの副郭とによって構成された平城形式のものです。
館の回りには、家臣の屋敷が建てられ、南方一帯にっは格子状に整備された道路に沿って、城下町が開けていました。
この館と城下町は、戦国時代の大名の本拠として、第一級の規模と質を誇るものです。
神橋
武田神社の入口に掛かる橋「神橋」は、戦国時代に武田氏の居館である躑躅ヶ崎館の正門前に架けられていた橋を模して、1934年に再建されたものです。
橋の長さは約20メートル、幅は約6メートルで、石造りの橋脚と木造の橋桁で構成されています。橋脚には武田氏の紋である「武田菱」が刻まれており、橋桁には「武田神社」の扁額が掲げられています。
鮮やかな朱色が美しいです。
また、神橋は甲府市の市指定文化財に指定されており、武田氏の歴史と文化を伝える貴重な遺産となっています。
鳥居・狛犬
神社において、鳥居は神社の入口であり、神聖な空間への境界を示すもです。そしてその前に鎮座する狛犬は、神社を守る神獣として信仰されています。
武田神社の鳥居の前に鎮座する狛犬も、非常に力強い表情と佇まいです。
鳥居を通過する前のオススメ風景
鳥居を通過する前に、後ろを振り返って武田神社の入口方面を眺めてください。四季折々の花木、鮮やかな朱色の神橋、そしてまっすぐに伸びるメインストリート。昔の城下町を思わせる、非常に美しい日本の景色が広がります。
境内
境内は自然豊かで閑静。落ち着いた雰囲気です。
春になると桜が咲き誇り、非常に美しい風景に出会えます。
拝殿
拝殿は 1955 年に再建されたもので、入母屋造りの木造建築です。正面3間、側面2間の規模で、屋根は銅板葺です。
拝殿の奥にある本殿は 1919 年に建立されたもので、国の重要文化財に指定されています。
拝殿の内部には、中央に武田信玄を主祭神とする神座が設けられています。また、拝殿の左右には、武田信玄の二男である武田勝頼と、武田氏の重臣である馬場信春の神座が設けられています。
歴史を感じる神聖な自然の風景
武田神社の特徴の一つに、豊かな自然が挙げられます。
境内には年月を感じさせる苔むした木々が散見され、歴史を感じると共に、神聖な雰囲気を感じることができます。
売店・御朱印
売店は拝殿の隣にあり、御朱印やお守りを購入したり、おみくじを引くことができます。
武田神社の御朱印について
- 御朱印帳に押印: 300 円
- 御朱印帳には、専用紙の「武田信玄公の立ち姿・座り姿」を押印する事はできません。
- 立ち姿・座り姿をご希望の方は、下記の専用紙でお受け下さい。
- 専用紙に押印: 500 円
- 専用紙は見開きとなっており、左面には切り絵による武田信玄公の立ち姿・座り姿の、どちらかが「印刷」されております。
- 御朱印帳をお持ちの方も、専用紙で御朱印をお受けになる事ができます。
- 立ち姿・座り姿の両方をお受けになること、またはそれぞれを複数でお受けになる事もできます。
- 御朱印帳: 1,700 円(武田神社オリジナルの朱印帳)
- 黒の錦布で表紙を装丁し、表表紙にヨロイを、裏表紙に富士山と軍配が刺繍で描かれております。
- 武田神社御朱印をこの御朱印帳でお受けになりたい方は、御朱印帳の 1,700 円に御朱印料 300 円を加え、合計 2,000 円となります。
甲陽武能殿
甲陽武能殿(こうようぶのうでん) は、1985年に建立された、能楽専用の能舞台です。
甲陽武能殿の名称は、武田信玄が著した軍学書「甲陽軍艦」に由来しています。
「甲陽」は、甲斐の国の輝く様を表し、「武能」は、武田氏の「武」と能楽の「舞」が同じ音につながることに由来しています。
この能楽殿は、武田信玄の武勇と文化を讃え、能楽の継承と発展を願って建立されました。
ハローキティ石像
宝物殿の入口には、ハローキティの石像が奉納されています。
この石像は、サンリオの創業者である辻信太郎氏の出身地である甲府市の市民有志によって奉納されました。
信玄ミュージアムと土産物店も併せて訪問がオススメ
武田神社の前には土産物店や信玄ミュージアムがあります。
写真の右手が土産物店、左手が信玄ミュージアムです。
双方は武田神社の目の前にありますのでアクセスも簡単です。信玄ミュージアムは本記事の後半で紹介しますが、武田神社に行くなら両方とも立ち寄るのがオススメです。
土産物店も、桔梗信玄餅をはじめとする山梨の名物から、ここでしか購入できない武田神社、そして武田信玄のオリジナルグッズなど幅広く多くの商品を取り扱っており活気があります。
その中でも特に、バニラアイスにきな粉と黒蜜をかけた「信玄アイス」と武田神社御用達の「カステラ焼き」が人気です。
両方ともオリジナル商品のためここでしか食べられません。武田神社に行った際にはぜひチェックしてみてください。
信玄ミュージアム
武田家の歴史についての展示が行われている「信玄ミュージアム」が、武田神社のすぐ目の前にあります。
- 営業時間
- 9:00 〜 17:00
- 定休日
- 火曜日(祝日の場合はその翌日)
- 12/29 〜 12/31
- 電話番号
- 055-269-5030
- 観覧料(特別展示室)
- 300 円
- 所在地
- 〒400-0015 山梨県甲府市大手 3-1-14
特別展示室は有料ですが、常設展示室は無料のため、気軽に立ち寄れます。
常設展示室
旧堀田古城園
また、土産物店や食事処も併設されているため、隣の土産物店と併せてこちらも立ち寄ると、武田神社訪問をより充実したものにできるでしょう。
歴史を空気と情報から感じられる
武田神社は、武田信玄の父である武田信虎が、永正16年(1519年)に、甲府城の北東に「躑躅ヶ崎館」を築いた際に、館の鎮守として創建されました。
その後、武田信玄が甲斐国を統一すると、武田氏の氏神として、隆盛を極めました。しかし、武田勝頼の時代になると、武田氏は織田信長に滅ぼされ、武田神社も荒廃しました。
明治維新後、神仏分離令により、武田神社は再興されました。昭和15年(1940年)には、国の史跡に指定されました。
武田神社の境内には、神橋、拝殿、甲陽武能殿、ハローキティ石像などの見どころがあります。
春には美しい桜が、武田神社を彩ります。
武田神社で歴史を肌で感じて、信玄ミュージアムで歴史をより深く知る。
土産物店で、人気のスイーツや武田信玄のオリジナルグッズを購入する。
武田神社では歴史を感じ、美しい日本の風景にも出会いつつ、信玄ミュージアムや土産物店で武田神社訪問をより充実させられます。
武田信玄の魂を現代に伝える武田神社へ、是非足を運んでみてください。