高千穂峡と併せて絶対に外せない観光スポット「天岩戸神社」と「天安河原」を紹介します✨
- 天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)
- 天安河原(あまのやすがわら)
- 天安河原と天岩戸神社はセットで観光がオススメ
- 喫煙所は 1 ヶ所のみ
- 神話「天岩戸開き」を知ると 3 倍くらい楽しめます
- 天安河原は怖い?とんでもない。ここってパリピ枠なんですよ。
- なぜ天安河原が怖いと言われるのか
- まずは天岩戸神社で「天岩戸」を見よう
- 天安河原へ
- 神秘でスピリチュアル。天安河原
- 天岩戸開きの舞台は「光と闇」「生命と死」そして、新しい始まりの象徴
天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)
宮崎県高千穂町にある天岩戸神社は、日本神話に登場する天岩戸を御神体として祀る神社です。
日本最古の書物「古事記」「日本書紀」に描かれている「天岩戸開き(あまのいわとびらき)」の地を間近で見ることができる唯一の神社になります。
この伝説から、天岩戸神社は「光明と希望の神社」として崇拝されています。
- こんなひとにオススメ
-
- 神話「天岩戸開き」の舞台を間近でみたいひと
- 日本の神話が好きなひと
- スピリチュアルな体験をしたいひと
- 参拝時間
- 8:30 〜 17:00(授与所・社務所)
- 禁止事項・ルール
-
- 境内の植物・石などの持ち出し禁止
- 境内での食べ歩きは禁止(飲食は休憩所にtれ)
- ゴミ箱の設置は無いため、ゴミは持ち帰り
- 禁煙・喫煙
- 斎館の前に喫煙所あり。他は全面禁煙。
- アクセス
- 車が最良
- バスでもアクセス可能。最寄りバス停は「岩戸」
- 所在地
- 〒882-1621 宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073−1
天安河原(あまのやすがわら)
天安河原は、日本神話に登場する天岩戸神話の舞台となった場所とされる大洞窟であり、神話「天岩戸開き(あまのいわとびらき)」において、八百万(やおよろず)の神々が集まった場所とされているのがこの天安河原です。
また、パワースポットとしても知られており、参拝者には安産や子育ての守り神として信仰されています。
天安河原は写真で見ても分かる通り、神秘的な雰囲気が漂う場所です。天安河原自体は岩戸川沿いに広がる広大な河原のため、周囲を山々に囲まれた自然豊かな環境で、神秘的な雰囲気が漂います。
天安河原と天岩戸神社はセットで観光がオススメ
天安河原へ行きたい場合も、天岩戸神社から出発になります。
天岩戸神社の駐車場に車を止め、そこから徒歩で天安河原へ向かいます。(10分程度)
天岩戸神社で「天岩戸」を見て、それから天安河原へ行くのが定番でありこの地を最も楽しめるオススメのコースです。
駐車場の前には売店や食事処も並んでいるので、出発地点としては最高です。
喫煙所は 1 ヶ所のみ
天岩戸神社は全面禁煙です。ただし、斎館といいう建物の前に灰皿が設置してあり、そこでのみ喫煙が OK です。
マナーを守って参拝しましょう。
神話「天岩戸開き」を知ると 3 倍くらい楽しめます
初めて行く場合は混乱しがちなので一度ここで整理しておきましょう。
「天岩戸神社」と「天安河原」は、日本の神話「天岩戸開き(あまのいわとびらき)」というお話の舞台になった地です。
天岩戸開きについてはわかりやすく説明しているこちらを見てみてください。
この天岩戸開きに出てくるお話の中で、
美しすぎる神さま天照大御神が、怒ってスネて洞窟に隠れて岩で蓋をして「絶対に出て行かないんだから!」と隠れたのが「天岩戸」であり、その現場を天岩戸神社から見ることができます。
そしてもうひとつ、
天岩戸に隠れてしまった天照大御神をどうにか外に引っ張り出したい神様たちが集まって作戦を練ったのが、「天安河原」になります。
初めて行く場合にはわりと混乱しがちなんですが、同じお話に出てくる、別々の舞台なんです。
天安河原は怖い?とんでもない。ここってパリピ枠なんですよ。
あえてポップに誇張させて話しますが、天安河原は怖いところでもなんでもありません。
楽しい雰囲気で天照大御神の気を引こうと、どんちゃん騒ぎにパーリーナイトで笑いの絶えない舞を繰り出しまくったという、その策を練ったのがこの天安河原です。
確かに、見た目はスピリチュアルな感じだし厳かな雰囲気もあるので、一見霊的な何かを感じなくもないですが、自然豊かな標高約 600m の川沿いで涼しいし洞窟なのでそんな感じを受けるだけです。
神話をきちんと知ってから行くと、本当に豊かな自然と神様たちの試行錯誤に思いを馳せながら、天安河原を楽しめるはずです✨
なぜ天安河原が怖いと言われるのか
おそらく、天安河原に通ずる遊歩道から臨む岩戸川と、天安河原の洞窟に積まれた石のせいじゃないかなと思います。
人って川沿いに積まれた石を見ると「三途の川」を想像しませんか?
でも実際には、昔から天安河原へお参りに来たひとたちが石を積んでいったその慣習の結果でただその風景が生まれただけ。
人の感情は、人の心に宿るもの。だからこそ、自身が持つ三途の川的なイメージと風景が重なると、怖いというイメージを生むのだと思います。
実際には前述の通り、神様たちが頑張った舞台なので、何も怖がることはないし、むしろ神話に思いを馳せながらこの厳かな雰囲気を楽しんでみてください。
まずは天岩戸神社で「天岩戸」を見よう
天岩戸神社にただ行くだけでは天岩戸を見ることはできません。天岩戸神社では、9:00 から 30 分おきに「天岩戸ご案内」というプチツアー(案内所要時間 20 分)を行っていて、それに参加すると天岩戸を見ることができます。
案内開始時間
- 9:00
- 9:30
- 10:00
- 10:30
- 11:00
- 11:30
- 12:00
- 13:00
- 13:30
- 14:00
- 14:30
- 15:00
- 15:30
- 16:00
- 16:40
プチツアーと言っても、申し込みは不要、費用も無料です。
案内開始時刻に休憩所の前にいればそれだけで OK、神主さんが来て「ではみなさん参りましょう」と言って、ゆるっと始まります。大人数過ぎない限りは人数を厳密に数えたりもしていないので、ツアーが始まった感じがしたらその集団にゆるっと混ざればそれで OK です。
天岩戸が祀られている西本宮へ向かいます。
出発地点である休憩所から西本宮までは、徒歩 20 秒くらいの距離です。めちゃ近いので何も構える必要はありません。
そして天岩戸神社は、御祭神が天照大御神という、由緒正しきも頂点ここに極まるくらいにテンションの上がる神社です。
西本宮に到着すると、入る前に神主さんが色々と歴史の話をしてくれます。
「へえ、この木ってそんなに昔からあるんだー」で、みんなで見上げている画。
西本宮に入り、拝殿にてお参りを行います。
そしていよいよ、天岩戸へ向かいます。
天岩戸は西本宮の拝殿の真裏から見ることができるため、こうして神主さんの誘導のもと、拝殿の裏側へ向かうことで、天岩戸を拝むことができます。
だから逆に言えば、このツアーに参加しないと天岩戸を見ることができないんです。
そして残念ながら、天岩戸は撮影が禁止のため、写真はありません。ご自身の目でぜひ見てきてください。結構、雰囲気がいい感じですよ。厳かというか、神々しいというか。
天岩戸神社に来たのなら、ここが一番のメインコンテンツだと思ってください。
天安河原へ
天岩戸神社で天岩戸を見たら、次はいよいよ天安河原へ向かいましょう。
西本宮から天安河原まではおよそ 530m, 徒歩 10 分の距離です。
一度道路に出たら大体人の流れがあるのでそこに付いていけば問題ありません。といいつつも、一本道なので迷うことはありません。
途中、美味しそうなカフェとお土産屋さんがありますが、帰りに寄れば良いと自分に言い聞かせつつ、我慢して進みましょう。
ちなみにこの「あまてらすの隠れ Cafe」は、めちゃめちゃ絶景を望めるベランダ席がある上、食事もスイーツもめちゃんこ美味しいので、天安河原から戻ってきたらぜひ寄ることをオススメします。天気が良いと、マイナスイオンと絶景に存分に浸れます。
ということでどんどん進んでいくと、河原(岩戸川)へ降りていきます。
遊歩道は舗装されていますが、階段があったり、川沿いのため滑りやすくなっているところもあるので、車椅子やベビーカーでは難しいと思います。
河原まで下ると、天安河原の雰囲気が感じられます。
そしてついに、天安河原の洞窟が姿を現します。
神秘でスピリチュアル。天安河原
洞窟の中に鳥居と祠があるこのスタイルって、どこか神秘的なものを感じます。
きっと自然の中に人工物があることの違和感と、それが大昔に建立されたものであるという事実がそう感じさせるんだろうなって思います。
天安河原といえばスピリチュアルな雰囲気が見どころポイントですが、それにはこの美しい自然があって成立しているということを忘れてはなりません。
天岩戸開きの舞台は「光と闇」「生命と死」そして、新しい始まりの象徴
太陽の女神である天照大御神が天岩戸に隠れてしまったことで世界が暗闇と化してしまい、これを打開するために天安河原に神々が集結して策を講じる。
そんな神話の一連の舞台を、天岩戸神社、そして天安河原に来ることで実際に見て、感じることができます。
宮崎県へ旅行に来て、高千穂を観光するなら、高千穂峡と併せて絶対に外せない観光スポット。
天岩戸神社と天安河原へ、ぜひ行ってみてください。