由緒ある神社なのにめちゃめちゃ映えるし女子旅、カップルにも人気の神社「青島神社」をご紹介します✨
- 青島神社
- これは絶対にやり手がいる!
- インスタ映えは間違いなし
- 弥生橋と鬼の洗濯板、そして海に映える朱色の鳥居
- 天の御柱めぐり
- 休憩処と神話館
- 御朱印・お守り・おみくじ
- 南国×神社という新体験
- 拝殿
- 祈りの古道
- 御成道(おなりみち)
- 元宮(もとみや)
- 個性が際立ち過ぎているおみくじたち
- 鯛みくじ
- 青島神社周辺も賑やか
- 駐車場でオススメは「青島神社参道口 有料駐車場」
- 青島神社から鵜戸神宮までは車でおよそ 30 分強
- 南国×神社。歴史と自然とプロデュース力が起こす映えの化学変化
青島神社
青島神社は、宮崎県宮崎市にある神社。海沿い・小島にあるため「海と神社」という組み合わせから、海の青色と鳥居の朱色との美しいコントラストや亜熱帯植物と元宮との独特の美しい景観が楽しめる。また、「祈りの古道」と呼ばれるたくさんの絵馬で形成されるトンネルも写真映えするスポットの一つ。恋愛のパワースポットとしても有名で、境内には色鮮やかなモニュメントやお土産もあり、女子旅やカップルにも人気の観光スポットとなっています。
- こんなひとにオススメ
-
- 通常の神社は持ち得ない、独特の景観を楽しみたいひと
- 映え写真を撮りたいひと
- カップル
- 女子旅
- 開門時間
- 6:00 〜 日没まで
- アクセス
- 車(有料駐車場多数)・バス(宮崎交通バス)・電車(JR日南線 青島駅)
- 電車で行っても駅から近いし、バスでもすぐ近くまで行ける。車も青島参道商店街前に広めの有料駐車場があるのでアクセスはどの手段でも良好。
- 所在地
- 〒889-2162 宮崎県宮崎市青島2丁目13−1
これは絶対にやり手がいる!
神社仏閣っていうと結構厳かなイメージありますよね。
だからどこに行っても過度な演出は期待しないんですけど、青島神社は一味違います。
もちろん、神社としての威厳はそのままどっしり構えられているということは最初にお伝えしつつですが、、
モニュメント、おみくじ、お守り、そして包装紙に至るまで、色の使い方が秀逸なんです。
なんなら時期によって限定の御朱印とかも
こんな感じで、神社の品格は保ちつつも、要所要所で「鮮やかさ」を差し込んでくるんです。
そういう色使いについて、細かいところとか、「これ絶対女子が喜ぶやつ!」っていう演出がなされていて、普通の神社とは一味違います。
これは宮司さんなのか巫女さんなのか、、やり手がいますね。マーケティングと企画力のすごい人が絶対いそうな感じです。
インスタ映えは間違いなし
これからオススメスポットを紹介するのですが、どこもかしこも映えまくっているので神社に興味が無くても楽しめると思います。
青島神社の公式インスタを見てみると、インスタ映えするのがわかります。
青島神社【公式】(aoshimajinja) - Instagram
弥生橋と鬼の洗濯板、そして海に映える朱色の鳥居
青島神社は「青島」という小島にあるため、神社へは橋を歩いて行くことになります。
ここからの景色もめちゃめちゃ良くて、大海原を渡ってる感じがすごく開放感があって良いです。
弥生橋を渡り終えて青島に上陸、神々しい雰囲気も出てきます。
ちなみに島の周辺には、天然記念物である「鬼の洗濯板」を観ることが出来ます。
これはこれで結構異様な光景で、なんだか本当に異世界にでも来たんじゃないかって気持ちになります。
国指定天然記念物
青島の隆起海床と奇形波蝕痕
昭和9年(1934)5月1日 指定青島周辺の岩盤は、新第三紀(2400万年〜200万年前)に海床に規則的に推積した砂岩と泥岩の互層が傾き海上に露出したものが、波の浸食を受け、堅さの違いにより凹凸を生じたものです。
青島周辺及び日南海常の戸崎鼻から中着島に至る海岸にみられ、俗称「鬼の洗濯板」といわれています。
島に着くと、青島神社の碑がお出迎えしてくれます。
島を進むとすぐに鳥居が見えてきます
青島は貝殻が蓄積して出来た島のようで、砂浜は白いです。
海の青、砂浜の白、そして鳥居の朱色。
写真は逆光になってしまっていて分かりづらいですが、実際はここ、めちゃめちゃ映えます。
そして、鳥居を超えて少し歩けば、青島神社の境内に到着です。
振り返れば目の前がすぐ海なので、写真の通り「砂浜から通じる神社」になっています。実際にここに立つと、すごく不思議な感じがしますよ。
天の御柱めぐり
境内に入るとすぐに天の御柱めぐりがあります。
これが青島神社が恋愛のパワースポットと呼ばれる所以でもあります。
「天(あめ)の御柱(みはしら)めぐり」と読みます。
男性はハートの左から、 性はハートの右から入り、ハートの中心で向かい合ってください。
男性「あなにやし、えをとめを」
女性「あなにやし、えをとこを」と、それぞれお唱えください。
これにてお二人の恋愛成就されると言われております。
ちなみにこれ、実はただの観光コンテンツ(話題作りでやってます〜みたいなこと)ではないんです。
青島神社では結婚式挙げられますが、そこでも実際にこの天の御柱めぐりが使われます。
天の御柱廻り並びに契り糸事始め
イザナキ・イザナミノ命の神事に習いまして新郎新婦は天の御柱を廻り、唱え言葉を云いながら契り糸を結ぶ
天の御柱めぐりは神事として実際に使われていて、そこを私たちのように観光できたひとも使えるっていうことなんですね。
これが本当のパワースポットですね。
もちろん結構人気でみんなやっているので、混雑状況によっては順番待ちになったりするかもしれません。
休憩処と神話館
天の御柱めぐりの向かいには、休憩処「茶房檳榔樹」と日向神話館(同じ建物)があります。
茶房檳榔樹では軽食が販売されていて、イートインスペースもあります。
古代の乳製品である「蘇(古代チーズといわれている)」を使った甘乳蘇(かんにゅうそ)ソフトクリーム(300円)が目玉のようで、聖徳太子も食べたって言ってました。
日向神話館は、日向神話を人形を使って再現している資料館です。
年中無休で、入館料は大人 600 円ですが、割引券を使えば 500 円で入れます。
御朱印・お守り・おみくじ
御朱印・お守り・おみくじといった神社に来たら基本のセットも、参道に社務所があるのでそこでゲットできます。
ここで必ずおみくじ引いておきましょう。
実は拝殿の方に行くと一風変わった、というか、めちゃめちゃ個性的なおみくじがあるので、青島神社を楽しむなら、まずはここでしっかりと普通のおみくじを引いておくことをオススメします。(ギャップというか、いつものおみくじをやった上で、拝殿にあるおみくじの癖の強さを是非楽しんでほしいです)
南国×神社という新体験
拝殿に向かう参道ですが、神社の朱色と熱帯植物の緑とのコントラストが結構きれいなんです
結構不思議な光景なので、行ったら眺めてみてください。南国に神社があるみたい。
門をくぐる前に手水舎で身を清めましょう
そしていよいよ拝殿に入ります。
拝殿
拝殿はつまり、お賽銭と共にお祈りするところです。
神様にご挨拶して、さらなる映えスポットを巡ります。
祈りの古道
拝殿向かって右手に、祈りの古道があります。
祈りの古道は、たくさんの絵馬で作られたトンネルです。
ここもめちゃめちゃ映えスポットです。
祈りの古道
絵馬とは
古くは神馬を奉納していましたが、馬は高価で献納することが困難でした。
そこで、馬小屋の形の木に神馬の絵を描き、感謝の言葉を伝える為に、奉納した事が始まりとされております。今では、祈り願いの言葉を伝える為、また想いや願いが成就した暁に、神様への感謝の気持ちを伝える為に奉納されております。
青島神社では元宮への参道に絵馬掛けを設け御参拝者の想いや願い、また御礼の言葉を伝えております。
御成道(おなりみち)
祈りの古道の先にも 60m ほど道が続いているのですが、亜熱帯植物が満載でまさに南国を実感できます。
そしてこの道、めちゃめちゃ神々しくてすごいんです。
木々から漏れる木漏れ日が神々しくて、なんだか本当に別の世界に来ているような感覚にさえなります。
ちなみにこれら亜熱帯植物の群生は国の天然記念物になっています。
国指定特別天然記念物
青島の亜熱帯性 植物群落
昭和27年(1952)3月29日 指定この地域は、黒潮が近海を流れ、温暖な気候で雨量の多いところです。
青島には、そうした気象条件のもとに多くの亜熱帯性植物が繁茂しており、その代表 植物であるビロウの成木は約5,000本あり、最高樹齢は350年と推定されます。
そしてこの御成道を抜けた先には元宮があります。
元宮(もとみや)
元宮(もとみや)とは「元々の神社」を意味します。
元宮は青島の真ん中、古代から崇拝と祭祀の場となってきたところに立っています。この地下からは、弥生時代(300 BCE–300 CE)に宗教的儀式で使われた可能性が高い土器、骨、貝殻などの遺物が出土しています。ここに青島で最初の神聖な建物が建てられたのは 1,000 年以上前のことであると考えられています。
江戸時代(1603–1867)には、信仰心の篤い人々がここで病気からの保護を求めて祈り、しばしばその信仰心の印として髪の毛の束を残していきました。この伝統が形を変えて今に伝わり、参拝者は神聖な紙縒を神社の近くの木や縄に結びつけて願い事をするようになっています。
1907 年には当時の嘉仁皇太子殿下(大正天皇、1879–1926)がこの神社に来られたことで注目が高まり、その後多くの皇族方が元宮に来られて祈られています。
かつては神道の神主と皇族方しか立ち入れませんでしたが、1960 年代末に一般の人でも神社に入れるようになりました。
真砂(まさご)の貝文.
ここ青島は、二千四百年前の隆起海床に貝殻が堆積してできた島である。
依って青島の別名「真砂島」とも云う。
古代万葉の人々は、和歌の中で「濱の真砂」と詠み、数多い貝殻の中から自分の心情に合った貝を探し、それに想いと願いを込めたのである。
青島では、貝の中でも特にタカラガイが真砂と呼ばれ大切にされてきた。
神社前の浜辺にて真砂を探し、自分の想いと願いを込めてこの波状岩にお供え下さい。
悠久の時を刻み続けるこの元宮の地であなたの想いは静かに息づく事でしょう。
綿津見の浜の真砂(まさご)を教えつつ 君が千年の在り数にせむ
それにしても本当に不思議な空間です。
個性が際立ち過ぎているおみくじたち
青島神社の面白いところとして、めちゃめちゃ癖の強いおみくじがあります。
「おみくじ」というよりは「占い」に近いのかもしれません。
賽の目神事(さいのめしんじ)
「教えたまえ、導きたまえ」と唱えながらサイコロを振ると、今最も自分にとって大切な目が出る。というもの。
これ、サイコロなんですが出目は数字じゃないんです。
「身」「学」「金」「縁」「交」「厄」が賽に掘られていて、振って出た目が今最も自分にとって大切な事だと暗示してくれる。というもの。
この出目でいうと、、
- 身:身体・健康
- 学:学業・勉学
- 金:お金
- 縁:出会い
- 交:交通安全
- 厄:いろいろやばいから気をつけて
っていうことなんでしょうか。
「厄」ってもはやハズレみたいな位置づけになっていますね。
一振り 100 円です。
御魂神事(みたましんじ)
これは衝撃でした。ピンボール型おみくじ!
ボール(運魂)を転がしてどこに落ちるかで、御魂の状態がわかるというもの。
運魂は白い袋に入れて持って帰ってねとの事で、1 玉 500 円です。
鯛みくじ
鯛を釣る形式のおみくじ(300円)
すごいエンタメ要素いれてきてますね。
青島神社周辺も賑やか
青島にある青島神社だけでなく、弥生橋を渡る手前には青島参道商店街があって、飲食店やお土産屋さんで賑わっています。
青島神社の帰りにランチしたりお土産購入したりできて良いですね。
青島ビーチビレッジには結構、南国チックな、テラスで食事できたりするカフェっぽいのもあったのでランチには良いなって思います。
駐車場でオススメは「青島神社参道口 有料駐車場」
青島神社に行くために、参道近くには無料・有料どちらの駐車場も点在しているのですが、無料の駐車場は参道まで遠いのであまりオススメはできません。
というより、有料でも安いので気にする必要はないと思います。
ただし、客引きならぬ「駐車場引き」みたいなおじさんがいて、「駐車場こっちだよ〜」って何の気無しに誘導してきて自分たちの有料駐車場に誘導してくるので、きちんと料金を確認しましょう。
ちなみに私がオススメする駐車場は「青島神社参道口 有料駐車場」で、料金は 500 円(最大1日)です。
オススメポイント 1 「敷地が広いので満車になってしまう確率が低い」
駐車場狭いとすぐ満車になってしまいますが、ここは広いので早々満車にはならないと思います。つまり、旅の計画も立てやすいです。
オススメポイント 2 「青島まで最も近い」
駐車場は、青島参道商店街を出たところにあるので、実質、青島神社に行くなら最も近い駐車場になります。
やっぱり近いのが一番ですよね。
〒889-2162 宮崎県宮崎市青島2丁目7
オススメポイント 3 「朝一番でも利用できる」
24 時間営業なので、早朝でも利用できます。
個人経営の駐車場とか、公園の駐車場とかは結構朝は空いてないものもあります。
私が行った時は 8 時過ぎにここに着いたのですが、8 時の時点では公園の駐車場は閉まっているためたとえ無料であっても利用できませんでした。
朝早い時間帯に青島神社に行く場合でも利用できるのもオススメできるポイントです。
青島神社から鵜戸神宮までは車でおよそ 30 分強
青島神社と鵜戸神宮をセットで観光するひとも多いと思います。
青島神社から鵜戸神宮までは車でおよそ 35 分程度です。距離にして 24km ほど。
道路が渋滞することはあまりありませんが、途中には「堀切峠」「道の駅フェニックス」「サンメッセ日南」と有名な観光スポットが多いので、青島神社から鵜戸神宮に直接行くか、これらに寄っていくかは考えても良いかもしれませんね。
南国×神社。歴史と自然とプロデュース力が起こす映えの化学変化
青島神社は、海岸から境内に入り、亜熱帯植物に囲まれ、そこに朱色が映える。というとても不思議な世界観を持つ神社です。
でもきちんとプロデュースもされていて、歴史や神事を今の時代に合わせて魅せてくれている神社でした。
今の時代、神社に行ってお守りを購入する人ってどれくらいいるでしょうか?
例えば青島神社のお守りは、色使いもイマドキのものがあったりして、ついつい欲しくなってしまいます。
シンプルに可愛いとか、きちんとそういうところにも配慮しているんだなってわかる気遣いも嬉しいですね。
青島神社自体は昔から宮崎旅行の定番観光スポットとして有名なところではありますが、現在でも絶えず進化を続けながら旅行者を迎えてくれていました。
是非行ってみてください。
きっとこの世界観は、新しい体験を感じられるはずです。