キャンプに欠かせないアイテム「テント」
けれども慣れないうちはテントをうまく畳めなくて、何故か購入時に収納されていたサイズよりも大きくなってしまう…なんてこともしばしば。
かと言ってテントの取扱説明書を見ても、テントの設営方法は書いてあっても、テントのたたみ方は書いてないことがほとんどなんですよね。
今回はモンベルから発売されている名作テント「クロノスドーム」の上手な畳み方を解説します。
クロノスドーム 1 型
クロノスドーム 1 型
今回たたむのは「クロノスドーム 1 型」といって、1 人用のテントです。
徒歩キャンパーにはうれしいサイズ感で、私も 3 年以上愛用しています。
テントのサイズなどはモンベルのオフィシャルサイトからご確認ください。 webshop.montbell.jp
ちなみに以下はクロノスドームの取扱説明書なんですけど https://webshop.montbell.jp/goods/instruction/1122491.pdf
設営方法は書いてあっても、たたみ方まではさすがに書いてないんですよね。
それではいってみましょう。
(ちなみに mont-bell の公式のたたみ方があるのかは知りませんが、これから紹介するのは私独自の方法です。)
インナーテントのたたみ方
まずはインナーテントから畳んでいきます。
1 . インナーテントをきれいに広げる
まずはインナーテントをきれいに広げます。
このとき、出入り口のファスナーは開けておくと空気を逃しやすいのでたたみやすくなります。
2. 横方向に半分にたたむ
次に、これを半分に畳んでいきます。
横方向に、半分にたたみます。
端と端をしっかり合わせてきれいな四角になるようにします。
うん、いい感じです。
3. 縦方向に半分にたたむ
次は、縦方向に半分にたたみます。
畳んでいるとインナーテントの中央付近が膨らんでくるので、適宜空気を抜きながら、端と端がぴったり合うように折り返します。
うん、いい感じですね。
4. もう一度、縦方向に半分にたたむ
今の状態に収納袋を合わせてみるとこんな感じのサイズ感になっています。
縦の長さがだいたい収納袋と同じくらいになっていると思います。
ここから更にもう一回、縦方向に半分にたたみます。
改めて収納袋と合わせてみるとこんなサイズ感になります。
収納袋の縦の長さに対して、およそ 5 〜 6 割くらいの縦の長さになりました。
5. ポールを使ってぐるぐる!
ここまでインナーテントを畳んだらポールを使ってぐるぐる巻いていきます。
このとき、よく空気を抜きながら巻いていくのがコツです。なるべく空気を抜きつつ、全体が膨らまないようにきつく巻いていきます。
6. インナーテントの収納完了!
巻き終わったらインナーテントのたたみは完了です。
かなりコンパクトにたためていますね。
では次はフライシートをたたみましょう。
フライシートのたたみ方
次はフライシートです。
1 . フライシートをきれいに広げる
こちらもインナーテント同様、まずはフライシートをきれいに広げます。
クロノスドームのフライシートは、全室がある分背面よりも前面の方が縦の長さが長いので、広げたら裏側を確認して、背面もきちんと広げられているかを確認しましょう。
2 . 両サイドを折り込む
次に、フライシートの両サイドを内側に折り込みます。
「両サイド」っていうのは、テントの横の部分、このフライシートでいうと、濃い青になっている部分です。
この部分をフックの位置を起点として内側に折って入れていきます
内側に折り入れるとこんな感じ
「折り入れる」って、折り紙でいうところの「谷折り」ですね。
フックの位置を起点として側面を内側に折り入れています
きれいに折り入れるとこんな感じで、側面がぴったり合うようになります。
こうして反対側も折り入れていきます。両方折り入れるとこんな形になります。
両側がたたまれたのでちょっとすっきりしましたね。
3. フライシートを三つ折りに
次に、この状態からフライシートを三つ折りにしていきます。
「三つ折り」といっても、均等に三つ折りではなく、あくまでも収納袋に入るサイズにしなくてはいけませんので、概ね以下のような三つ折りにしていきます。
といったところで、まずは右側を縦方向に折りたたみます。
フライシートの上に収納袋が並べてあります。
折返した部分で、収納袋からはみ出た部分を再び折り返します。
そうするといい感じに収納袋のサイズに収まるようになります。
同じようにして、左側も折りたたんでいきましょう。
一回、左側を縦に折ります。
次は収納袋の底辺とラインを揃えるようにしてもう一回、左側を縦に折り込みます。
そうすると以下のように、収納袋の縦の長さにぴったり合うように畳めます。
最後に、次工程の巻き巻きタイムがスムーズに行くように、下の部分を揃えるため軽く折り返しておきます。
最終工程を除いて、フライシートのたたみ方はこれで完了ですが、収納袋とのサイズもぴったりです。
4. ポール&インナーテントを包みつつぐるぐる!
さて、いよいよ仕上げの工程です。
ここまでたたんだフライシートの上に、前工程でたたんだインナーテントを乗せて、ぐるぐるたたんでいきます。
巻き終わるとこんな感じになります。
サイズ感もジャストですね。
収納袋に入れて完成
最後にこれを収納袋に入れます。このたたみ方なら収納袋に入れる時も余裕があるのでスムーズに入れることができます。
中にも余裕がありますね
最後に口を締めて、完了です。
テントのたたみ方が帰りの荷物量を左右する
テントはどうたたんでも重量が増えるわけではありませんが、上手くたためないと空気を含んだりいびつになったりして結果的にサイズが大きくなって荷物になるんですよね。
私は徒歩キャンパーなのでザックに入れられるサイズが限られているということもあって、テントをいかに美しく完璧にたためるかに情熱を捧げていますw
モンベルのテントは本当にどれも実用的で素晴らしい
クロノスドームも大好きなテントです。
テントを効率的に、上手に無駄なくたたんで、気持ちよくキャンプを締めくくりたいですね。