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血の池地獄〜この世のものとは思えない…地獄の劫火に染まる赤湯。ここが地獄の一丁目〜

血の池地獄〜この世のものとは思えない…地獄の劫火に染まる赤湯。ここが地獄の一丁目〜

別府温泉の別府地獄めぐりの一つ「血の池地獄」を紹介します。

血の池地獄(ちのいけじごく)

血の池地獄

別府地獄めぐりの 1 つ「血の池地獄」は、大分県別府市にある天然地獄です。日本で一番古い天然の地獄であり、硫黄や鉄分を含んだ地下水が地表に湧き出ている温泉地です。温泉の成分によって水面が赤褐色に染まっており、まるで血のように見えることからこの名前が付けられました。この赤い池は、その美しさと不気味さから多くの観光客を引き寄せています。

指定
  • 国指定:名勝
  • 別府市指定:天然記念物
温泉
  • 泉質:酸性緑礬(りょくばん)泉
  • 温度:約 78 ℃
  • 湧出量:約 1800kl / 日
営業時間
8:00 〜 17:00
定休日
年中無休
観覧料金
大人(高校生以上):450 円
子供(小・中学生):200 円
禁煙・喫煙
喫煙所なし
アクセス
車:別府駅から約 20 分
バス:別府駅から約 30 分
所在地
〒874-0016 大分県別府市野田778

位置的には、龍巻地獄のとなり、別府地獄めぐりでは北部に位置します。

別府地獄めぐり 7 ヶ所から見る相対的な血の池地獄の場所

chinoike.com

衝撃!地獄の劫火に染まる赤湯。ここが地獄の一丁目

血の池地獄の一番の見どころはなんと言ってもこの真っ赤な温泉です。

血の池地獄

血の池地獄は、地下の高温、高圧下で自然に化学反応を起こし生じた酸化鉄、酸化マグネシウム等を含んだ赤い熱泥が地層から噴出、堆積するため池一面が赤く染まります。池の周囲は、黒く焦げたような岩肌が広がり、まるで地獄のような光景が広がります。

真っ赤な温泉

温泉ですので温度も高く、約 78 ℃。立ち昇る湯気も相まって、なかなか日常では出会えない異質な雰囲気を漂わせています。

常に湯気が立ち込めている

血の池地獄

池は地獄、周囲はポップな観光スポット

私は日本各地に赴きますが、これだけ異様な光景は初めて目の当たりにしました。

でもご安心ください。

この赤湯が見せる光景が異様なことは紛れもない事実ですが、そこはしっかり観光地ですので、引いて見るとその光景は平和そのものです。

血の池地獄全体

血の池地獄の周囲の様子

かわいい鬼さんになって記念写真を撮ることもできます。

地獄池を背景に、ハイポーズ!

血の池地獄を背景に記念写真を撮れる

そして謎の「熱血」のモニュメント。「熱い血」...たしかに正論です。

「熱血」のモニュメント

休憩できるテーブルや椅子だって、鬼がモチーフになっていてなかなか可愛いです。

鬼がモチーフになっているテーブル

意外と休憩スペースもしっかり取られていて、屋根付きのベンチがあったり、ドリンクの自動販売機があったりと、おもてなしの精神は満載です。

休憩スペースがしっかりと用意されている

可愛い鬼の自動販売機

ただやはり、血の池地獄自体はかなりおどろどろしいです。これが日本最古の天然地獄。別府、恐るべしです。

血の池地獄

展望台!高所から血の池地獄を眺める

展望台への階段

血の池地獄には高台があって、上から血の池地獄を覗くことができます。

展望台への階段

展望台に上がってきました。

展望台まで上がってきた

あまり高くはないので、体力に自信がない人でも簡単に上がれます。

と、いいつつも、地上を見るとそれなりには高さがあるので、展望台から見る血の池地獄の景色が期待できます。

展望台からの地上の眺め

さて、肝心の、展望台からの景色といえば、、

展望台から臨む血の池地獄の景色

すごい、俯瞰はできますが湯気がすごすぎて全体像を把握できません。

なんなら山の緑が映える分、湯気の奥に見える赤が際立ってすごいコントラストになっています。

自然の緑色と血の池地獄の赤のコントラスト

これはこれで地獄の画のような…

地上から見るのとまた違った印象があるので、血の池地獄に来たら是非展望台にも上って見てみてください。

(本記事の後半で、衝撃の空撮写真をお見せします。)

血の池地獄名物「血の池軟膏」

血の池地獄では、「血の池軟膏」という塗り薬が販売されていて、これが血の池地獄の名物であり、人気の商品です。

血の池軟膏の販売所

販売所の様子

販売所の様子

販売所の様子

血の池軟膏は、明治時代以前販売されている、血の池地獄の熱泥を使った皮膚病薬です。昔は貝殼に泥を詰めて売っていたのだとか。

血の池地獄の泥の成分である硫化マグネシウムが薬効成分となり、「しもやけ」「やけど」「ひび」「あかぎれ」などに効果があるそうです。

血の池地獄園内のみの限定販売で、リピーターの多い一番売れ筋の品です。

血の池軟膏

きちんとしたお薬なので、効能や成分など、詳細は公式サイトを確認してください。

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地獄に足を突っ込んでみますか?血の池足湯

血の池地獄には足湯も設置されていて、これも訪れる人に人気です。

足湯

でもご安心ください。足湯はお湯だけなので赤くはありません。

足湯

血の池とは言いますが元は温泉ですので、実際浸かるとめちゃめちゃ気持ち良いですよ。

ちなみに、別府地獄めぐり 7 ヶ所で足湯が設置されているのは以下 4 ヶ所です。

  • 血の池地獄
  • 海地獄
  • かまど地獄
  • 鬼石坊主地獄

地獄めぐりを 7 ヶ所制覇しようとしている場合は結構歩くため足も疲れますので、要所要所で足湯で疲れを回復させるのがオススメです。

どこの足湯も結構人気なので、空いていたら素早く入りましょう。

足湯は人気

彷徨い迷子になり脱出不可能!地獄の売店

血の池地獄のお土産販売所

血の池地獄にはお土産コーナーがあるのですが、これがめちゃめちゃ広くて、ものすごい種類・数の別府のお土産を販売しています。

お土産販売所の様子

お土産販売所の様子

お土産販売所の様子

お土産販売所の様子

お土産販売所の様子

お土産販売所の様子

お土産販売所の様子

お土産販売所の様子

お菓子、衣類、おつまみ、お酒などなど。別府地獄めぐり 7 ヶ所では最大の広さを誇りますので、おみやげ屋の購入場所を検討しているのなら、ここで購入するのがオススメです。

別府地獄めぐりに限らず、別府でもここまでの種類を取り扱っているおみやげ屋さんは早々ありません。

とりあえず、迷子にならないようにだけ気をつけてください。特に小さいお子さん連れのお父さんお母さんは、しっかり手を握っていてあげてくださいね。

驚愕!地獄の裏付け

おみやげ屋さんに飾られている昔の血の池地獄の写真

おみやげ屋さんには、昔の血の池地獄の写真が飾られているのですが、その中に、真上から撮った写真を見つけました。

血の池地獄の航空写真

恐ろしいほどに真っ赤ですね。最初、霜降り肉かと思ってしまいました。

やはりここは、地獄の入り口なのかもしれません。

地獄と天国は背中合わせ。名物!血の池バーガー

血の池地獄の隣には、極楽亭という飲食店があります。

極楽亭

血の池地獄も極楽亭も、同じ敷居内にあるのですぐにアクセス可能なのですが、地獄のとなりに極楽とは、これもまた考え抜かれていますね。

極楽亭

地獄に対して極楽亭ですので、店内は開放感があり、スタリッシュでいてカジュアルな、オシャレだけれど飾らない食事処です。

店内の様子

テラス席

そんな極楽亭で一番の名物メニューは「血の池バーガー」です。

血の池バーガー 1000円(ドリンク付きは 1300 円)

単品で 1000円、ドリンク付きは 1300 円です。

また、「地獄の極楽カレー」(1300 円)も人気です。

地獄の極楽カレー

ちなみに、朝 8:30 〜 10:00 はモーニングタイムとなっていて、メニューが違います。

朝 8:30 〜 10:00 のメニュー

  • 鬼パンセット(800円)
    • パン
    • サラダ
    • ドリンク
  • 鬼ギリセット(800円)
    • おにぎり
    • だんご汁
    • ドリンク

血の池バーガーを食べたい場合は、10:00 以降に極楽亭へ行きましょう。

地獄の入り口だからこそ。駐車場は広大!

血の池地獄の駐車場はめちゃめちゃ広いので、混んでて止められないということはほとんどないと思います。

130 台駐車可能で、バスが止められるところも確保されています。

血の池地獄の駐車場

喫煙所は駐車場に。

喫煙所は駐車場内の、極楽亭の脇にあります。

喫煙所

血の池地獄内、そして極楽亭内には喫煙所はありませんので、地獄に行くにも極楽に行くにも、心して挑んでください。

想像以上!この世のものとは思えぬ光景…それ故ここは地獄の一丁目。

血の池地獄

真紅に染まり熱気を放出し続けるこの奇妙な池は現実にそこにあり、見た者の常識を覆します。

血の池地獄

断言します、来ればそこには想像以上の光景が広がります。これまでの人生で見たことのない風景に出会えます。

血の池地獄。それは地獄の劫火に染まる赤湯。ここが地獄の一丁目です。是非訪れてみてください。

血の池地獄


別府地獄めぐり

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