別府温泉、別府地獄めぐり 7 ヶ所の 1 つ「海地獄」を紹介します。
海地獄
海地獄は、大分県別府市にある別府地獄めぐり 7 ヶ所の 1 つで、別府地獄めぐりの中でも最大の規模を誇る地獄です。水面がコバルトブルーに輝く光景が、まるで海の美しさを思わせるため、その名前が付けられました。
- 指定
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- 国指定:名勝
- 別府市指定:天然記念物
- 温泉
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- 泉質:含食塩酸性泉(ラジウム硫酸鉄を有す)
- 温度:約 98℃
- 深度:泉脈までの深さ 200m
- 営業時間
- 8:00 〜 17:00
- 定休日
- 年中無休
- 観覧料金
- 大人(高校生以上):450 円
- 子供(小・中学生):200 円
- 禁煙・喫煙
- 喫煙所なし
- アクセス
- 車:別府駅から約 15 分
- バス:別府駅から約 20 分
- 所在地
- 〒874-0000 大分県別府市鉄輪559−1
海地獄は、別府地獄めぐり 7 ヶ所では南側、最も西に位置し、鬼石坊主地獄とは隣同士、かまど地獄からも徒歩 5 分程度で行けます。
真っ青!南国の海を思わせるコバルトブルーの温泉
海地獄の一番の見どころはなんといってもこの南国の海を思わせるコバルトブルーの温泉です。
これだけ美しくても海ではなく温泉。沸き立つ湯気と吹き上がる蒸気が地獄である理由です。
温泉を囲う岩岩の無骨さも相まって、その光景は、美しさと猛々しさを兼ね備えます。
展望台から見る海地獄
海地獄には展望台もあり、高いところからコバルトブルーの地獄を俯瞰できます。
展望台といっても、少し坂道を上がるだけです。誰でも気軽に上れて、海地獄の異なる景色を楽しめます。
真紅に染まる赤池地獄
海地獄では、美しいコバルトブルーの地獄の他に、真っ赤な赤池地獄も見ることができます。
正反対な色の温泉が、お互いに近い位置に存在するのはとても不思議です。
白龍稲荷大神
コバルトブルーの地獄のすぐ隣りには、白龍稲荷大神という家内安全、商売繁盛、交通安全のご利益があるとされている神社があります。
神様の住むところなので、この先の写真は撮りませんでしたが、コンパクトながらも、とても日本らしい風景が広がる神社でした。是非行ってみてください。おみくじも引けます。
ショップ蓮(れん)
海地獄には、大分県の名物から九州全般までのお土産を販売してる「ショップ蓮」があります。
店内は綺麗で広くて品数豊富!食べ物、お酒、ジュースから、おもちゃや雑貨まで何でも揃っています。
大分県のお土産もたくさん取り扱いがあるのもうれしいですが、それだけでなく、九州のお土産も揃っているので、ここでお土産をまとめて購入するのは大正解の判断です。(私もまとめてここでお土産を買いました)
大分県や九州限定のお菓子
別府限定のお酒、大分県のお酒、そして九州のお酒がたくさん
中でも、麦焼酎「閻魔」は、別府限定のデザインで販売されていてお土産感があるのでオススメです。
ご当地キャラグッズも販売されています。
ちなみに一番人気は、入浴剤「えんまんの湯」だそうです。
休憩できるスペースもあります。
地獄名物「極楽饅頭」
海地獄に来たら食べたい名物は、極楽饅頭です。
極楽饅頭は、海地獄の蒸気で蒸した饅頭です。
1 パック 15 個入りで 600 円。
一口サイズで食べやすくなっています。
1 つ 1 つは小さいけれど、きちんとお饅頭の味。やさしい甘みがふわ〜って口の中に広がります。
日本の風景、日本の庭園。
海地獄の周囲には木々や花々が植えられ、庭園のような雰囲気を醸し出しています。四季折々の景色を楽しむことができ、日本特有の風景を楽しむことができます。
さきほど紹介した真っ赤な赤池地獄も、この庭園にあります。
沸き立つ海。コバルトブルーの地獄。
こんなにも美しいコバルトブルーの海が煮え、沸き立っている光景は日本でもここだけです。
海地獄の泉質は酸性で、温度は約 98 度、泉脈までの深さは 200 メートル以上にもなります。水面が青く見えるのは、温泉成分に硫酸鉄が溶解しているためです。硫酸鉄は、鉄の酸化によって生成される成分で、青色の光を吸収する性質があります。そのため、硫酸鉄を多く含んだ温泉は、水面が青く見えるのです。
これだけ美しいコバルトブルーの海が煮え立ち地獄を形成する。
美しさと猛々しさが共存する姿。
非日常的な光景を、あなたもその目で体感してください。
別府地獄めぐり